トイレットペーパーは相変わらず「盗まれるほど人気」らしい 道の駅から道の駅へ...伝播していく「皮肉な張り紙」
2022.02.09 08:00
盗難は落ち着いたけど...
まず、道の駅あわじでのこれまでの盗難被害の状況を聞くと、
「トイレは敷地内にあるのですが、24時間開放していることもあってか、トイレットペーパーがなくなることが多かったんです」
と担当者。当然、これまでにも対策を行ってきたという。
「以前は『盗難は犯罪です!』といった厳しい言葉を書いた張り紙を設置したこともありました。ただ、効果はなかったです......」(担当者=以下同)
そこで、これまでの対策と一線を画し、「面白くてクスっとくるもの」を狙って設置したのが今回の張り紙だった。
「トイレットペーパーを販売する張り紙は女性トイレで昨年6月、男性用では先月から設置しています。
張り紙の設置で以前に比べると盗難はちょっと落ち着いています。前の張り紙に比べたらかなり良いです」
さらに、今回の張り紙は思わぬ「お客さん」を生んでいるという。
「トイレットペーパーを本当に買う方もいらっしゃるんです。私が接客を担当したときも1~2回いらっしゃいました。
当駅でキャンピングカーも見かけますし、もしかしたらキャンプで使うのに必要で買っていかれたのかもしれません」
本当にトイレットペーパーを購入する人がでてきた上、ネット上でも注目されたことで、担当者には新たなアイデアも生まれたらしい。
「せっかく皆様から注目を頂いたので、今後は当駅のトイレットペーパーをお買い上げ頂いたお客様に感謝の気持ちを込めたメッセージカードを付けてお渡ししようかと考えております!」
と今後の展望を明かした。