とっても素敵な味がしそう...! シュガーポットに詰められた「四角い宝石」を口に含んでみたすぎる
「カラフルで美味しそう!」
思わずそんな感想を抱きそうになる「石」の写真が、ツイッター上で注目を集めている。
こちらは、山梨県甲府市で水晶や天然石の研磨などを手掛ける依田貴石(https://www.yodakiseki.com/)の公式ツイッターアカウント(@yoda_kiseki)が、2022年1月15日に投稿した画像。
白いシュガーポットの中に詰め込まれているのは、カラフルでデザインも様々な立方体だ。
入れられている容器が容器なだけに、なんだかとっても美味しそうな「角砂糖」に見えるが、実際は全て加工した「鉱物」である。食べられないのがちょっと残念だが、目で見るだけでも十分楽しめそうだ。
午後のティータイムで抜群に映えそうなキューブたちに、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「ナタデココみたいで綺麗!」
「おお、水色の薄い夏摘みダージリンにいれたいですね」
「ほんとに食べたいくらい綺麗な鉱物です......」
Jタウンネット記者はこのキューブについて、依田貴石に取材した。
全て手作業で作っている
取材に応じた同社の社員によると、投稿写真のポットの中に入っているのは、水晶類をメインとした天然石と、人工水晶。その見た目から、「キューブカット」と呼んでいるそうだ。
「(キューブは)山梨甲府に伝わる『手擦り研磨』という手法によって製作しています。
宝石の研磨は現在機械によるものが主流ですが、手擦り研磨はすべて手仕事。鉄や木の研磨皿に石をあてて磨きあげる伝統の手法です。
今回のキューブカットも、石の種類に合わせて指先の感覚で製作しています」(依田貴石・社員)
また、石のキューブをシュガーポットに入れて撮影しようと思った経緯については、
「(依田貴石の)SNSは、某作家さんやカメラマンと共同で運営しているのですが、その作業の中でキューブカットの見た目があまりにおいしそうだと思ったので、『宝石はおいしい』をコンセプトに作品を紹介してみることにしたのが始まりです」
とのこと。投稿した「角砂糖」以前にも、宝石をアメの形にしてみたり、駄菓子にしてみたりと、「いつも宝石をおいしく調理しています」。
投稿がツイッター上で反響を呼んでいることについては、
「このツイートが宝石のジャンルだけでなく、喫茶やスイーツ、ゲームに至るまで、全く違う分野の方たちにまで喜んでもらえたことに驚いています」
とコメントしている。