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リボ払いに変更=「ピンチを回避」? エポスカード公式アプリのボタンに物議→表現の狙いは?広報に聞いた

大久保 歩

大久保 歩

2022.01.16 20:00
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「内容が直感的に分かる文言」に

取材に応じた広報担当者によると、公式アプリ「エポスアプリ」のアップデートが行われ、該当の表現が「ピンチ回避する」へと変更されたのは21年4月のことだ。

アップデート前の支払照会画面(画像は公式アプリのスクリーンショット。編集部で一部加工)

表現を変更した理由については、次のように説明した。

「前提として、このアプリは、ご利用状況をリアルタイムで『見える化』するとともに、使いすぎ防止のアラート機能などをつけ、お客さまが安心してカードを使えるように設計しています。ピンチ回避は、それでも一時的に支払いが増えたお客様のための機能です。
シミュレーション機能で事前に理解・納得しながら分割・リボ払いを選択できるようにし、支払額・支払い方法をカスタマイズできるようにしています」

「お客様アンケートで8割近くの方が『お金を使い過ぎた/思わぬ出費をした』経験があり、これらの体験を『ピンチ』と表現していることがわかりました。また、お客様座談会でも確認したところ、『わかりやすい』と共感していただきましたので、必要としているお客様にサービスを知っていただくために、『分割払い・リボ払いはピンチを回避する手段です』という内容が直感的に分かる文言=『ピンチ回避』と表現しています」

一見、きわどいボタンに見えるあれは、アンケートや座談会の結果をふまえての変更だったというわけだ。また、分割・リボ払いのサービスだとわかりやすいよう「ピンチ回避する(分割・リボ変更)」と併記したそうだ。

なお、表現を変更後の利用率については「リボ払いと比べて分割払いが伸びています」とのこと。ただし、表現の変更そのものが数値の変化に影響を与えたかについてのモニタリングは行っていないという。

一方で、特にリボ払いは、月々の支払を一定額に抑えられる代わりに手数料がかさむため、支払総額が増えることは周知の事実である。もし支払いがピンチになっても「回避」ボタンを押すべきか......よく考えて利用したいところだ。

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