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苺、グラニュー糖、そして「元寇」 佐賀県産ジャムに蒙古襲来?謎に包まれた原材料の正体は...

松葉 純一

松葉 純一

2022.01.04 18:00
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「何の食材かまったく分からず不安に......」

まず投稿者・山内さんが苺ジャムの写真を撮影された時の状況を聞いてみた。

「唐津在住の人からおみやげとしてもらいまして、しばらく家に保存していたのですが、食べようと思って出したところ、原材料を見て驚き、撮影しました」
「物騒なネーミングだと思ったのと、何の食材かまったく分からず不安になりました」(山内太地さん)

ジャムを味わった印象はどうだったのだろう?

「市販のジャムは砂糖が多く入っているものが多く甘すぎだと思っていましたが、これは自然の材料が中心で甘すぎず、色も真っ赤ではなくやや茶色で自然な感じがしました」(山内太地さん)

食べてみて、不安は少し消えたようだ。

なお、ジャムの原料のひとつ「元寇」については、リプライでこんな情報が寄せられている。

「柑橘の『元寇』は佐賀県唐津の馬渡島(まだらしま)の固有種ですね」

ジャムに入っていた元寇は、モンゴル軍ではなく、佐賀県唐津市にある希少な柑橘類のようだ。

これがその果実(写真は「元寇」入りジャムの製造者「檸檬の木」提供)
これがその果実(写真は「元寇」入りジャムの製造者「檸檬の木」提供)

もう少し詳しいことを知りたいと思った記者が唐津市役所に電話で尋ねてみると、市の広報担当者が、「生産者に聞いてみるのが良いかもしれませんね」と、唐津市内の農家を紹介してくれた。

キリスト教の宣教師によって、馬渡島にもたらされた
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