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くぐったら、別の世界に繋がりそう 北海道で発見された「鳥居っぽい電柱」に妄想が止まらない

井上 慧果

井上 慧果

2021.11.12 06:00
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不思議な形の電柱がツイッターで話題となっている。

不思議な形の電柱(画像は宮澤 余市@classic108fuzzさん提供)
不思議な形の電柱(画像は宮澤 余市@classic108fuzzさん提供)

道の両脇に立つ2本の電柱。上の方にはそれらを繋ぐように板が渡され、何か装置のようなものが乗っている。

「鳥居の形の電柱。珍しい。ありもしない物語を想像してしまう」

2021年10月16日、そんなコメントを添えて写真を投稿したのは、ツイッターユーザーの宮澤 余市(@classic108fuzz)さん。

たしかに、この下をくぐったら見知らぬ世界に繋がるかも......。ついついそんな妄想を広げてしまうほど、かっこいい。ツイッターでは、

「うおお...これは最高だ...」
「ワクワクしてくるな......」
「電脳コイル思い出した」
「丑の刻に此処を通ると別世界に行ける気がする」

と、さまざまな声が寄せられている。

「間に通路が施設されているケースは稀」

Jタウンネット記者が10月18日、投稿者の宮澤さんに話を聞いたところ、この「鳥居」型の電柱を撮影したのは北海道小樽市内。

「違和感あふれる姿が異世界へ通じる門構えのようで、とてもかっこいいと思いました」

と発見時の感想を述べる宮澤さん。

それにしても、どうしてこんな形をしているのだろうか。

気になった記者は11月8日、鳥居型の電柱を設置した北海道電力ネットワーク・流通総務部の担当者に話を聞いた。

なぜこんな形に?(画像は宮澤 余市@classic108fuzzさん提供、編集部で一部トリミング)
なぜこんな形に?(画像は宮澤 余市@classic108fuzzさん提供、編集部で一部トリミング)

担当者によると、鳥居型電柱の正式名称は「H柱棚」。

2本の電柱の間に設けられている棚は、大容量の変圧器等の機器を設置する場合などに使用されている。

正確な記録は残っていないが、少なくとも1960年代以前に導入されており、北海道全域に存在しているという。

つまり鳥居型の電柱自体は珍しいというわけではないのだが、宮澤さんの見つけたのはレアなパターンらしい。

「ただし、当該電柱の間に通路が施設されているのは大変稀なケースと考えております」

と、担当者は語る。

なお、通路ができた経緯については、同社では把握していないとのことだった。

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