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ローカルスーパーに並ぶ「昭和初期」に注目集まる 一体どんなお弁当?社長に聞いた

松葉 純一

松葉 純一

2021.10.08 06:00
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「昭和初期」というと、今から約90年前になる。

平成も終わり、令和の時代になった現在、この「昭和初期」という言葉が、なぜか脚光を浴びている。

2021年10月1日に発売された、こんな商品が発端となった。

「ナガノヤ」「ウメコウジ」公式アカウント(@naganoya_yuta)のツイートより
「ナガノヤ」「ウメコウジ」公式アカウント(@naganoya_yuta)のツイートより

こちらは、宮崎県内に計10店舗を展開するスーパー「ナガノヤ」「ウメコウジ」が公式アカウント(@naganoya_yuta)に投稿した写真。新商品の販売開始の告知のためのものだ。

価格POPに書かれた商品名が、「昭和初期」。お弁当のようだが、いったいどんな内容なのだろうか。

Jタウンネット記者は10月6日、運営会社の永野(本社・宮崎市)に取材した。

「健康的な日本人らしいお弁当を」

Jタウンネット記者の取材に応じた同社の永野雄太社長は、「昭和初期」発売のきっかけについて、こう答えた。

「お弁当の『昭和初期』は、2021年10月1日より販売いたしております。実は2019年に『昭和初期弁当』を販売しましたが、全く売れなかったのですぐに販売中止になりました。そのお弁当のリメイクになります。
以前、売れなかった弁当として昭和初期弁当を発信したところ、ネットで話題になりました。その際、中身に対してご指摘がありましたので、もう一度リベンジしたいとは思っていました」(永野雄太社長)

開発の狙いに関しては、「健康的な日本人らしいお弁当を開発しました。古き良き時代に思いを馳せて欲しいと思います」と語る。 ここで、お弁当「昭和初期」の中身を見てみよう。

「ナガノヤ」「ウメコウジ」公式アカウント(@naganoya_yuta)のツイートより
「ナガノヤ」「ウメコウジ」公式アカウント(@naganoya_yuta)のツイートより

九州産の白米の上には、国産真いわし、昆布の佃煮、宮崎産大根使用のたくわん、福岡産無添加の梅干し。以上である。潔いほどシンプルだ。

いわしはメザシと呼ばれているアレだ。酒のつまみと思っている人もいるかもしれないが、これでも立派なおかずである。

真面目に昭和初期をイメージ

永野社長に「昭和初期」というネーミングの意図を聞いてみた。

「真面目に昭和初期をイメージしましたが、中身やトレーまで完全再現とはいきませんのでご理解いただけると幸いです」とのこと。

「昭和初期」は、宮崎県内に展開する「ナガノヤ」「ウメコウジ」10店舗で、1日200パック販売しているという。

「ナガノヤ」「ウメコウジ」公式アカウント(@naganoya_yuta)のツイートより
「ナガノヤ」「ウメコウジ」公式アカウント(@naganoya_yuta)のツイートより

ツイッターには、こんな声が続々と寄せられている。

「これは旨いに決まってる」
「めちゃ美味しそう」
「昭和初期なら凄い贅沢な弁当の1つですね。 昆布に漬物まで入ってる」
「あったら絶対買いたくなる」
「ネーミングが良いですね」
「私ゃ コレでOKです」
「健康的で、実は理想の食事だったかも」
「むしろ、令和初期になる可能性も......」

さまざまな意見が、ツイッター上で飛び交っている。読者の感想はいかがだろう。

ちなみに、「ナガノヤ」「ウメコウジ」では、他にもユニークな名前の商品が販売されている。気になる方は、Jタウンネットの記事「『イキり寿司』『逆ギレ弁当』... ネーミングセンスが独特すぎるご当地スーパーが発見される」もどうぞ。

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