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まだ誰も知らない「京都の魅力」を映し出す 気鋭の写真家が「地元」にこだわり続ける理由

中沢 新

中沢 新

2021.09.30 17:00
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京都写真家として、まだ見ぬ京都の情景を撮り続けていきたい――。そんな思いを胸に秘めて京都の絶景写真を撮り続けてきた写真家・稲田大樹さん。

ツイッター上でハンドルネーム・うさだぬ(@usalica)として京都の絶景写真を投稿し、今ではフォロワー数は20万人を超える。

過去、Jタウンネットでも「「光の川」が流れてるみたい...  たくさんのホタルが舞い踊る夜の神社が圧倒的に美しい」や「京都の風鈴寺でゆれる「あじさい風鈴」が美しい 暑さを忘れられそうな景色に反響」という記事で稲田さんの活動を紹介している。

2021年9月18日、そんな稲田さんによる絶景カレンダーが発売され、注目を集めている。

画像はうさだぬ(@usalica)さんのツイッターより(以下同)
画像はうさだぬ(@usalica)さんのツイッターより(以下同)

大手通販サイト「Amazon」の日本の建築の売れ筋ランキング(29日夕方時点)において、ベストセラー1位を記録している『カレンダー2022極彩色の京都 美しき癒しの絶景』(山と渓谷社)。京都の「侘び寂び」のイメージとは一線を画す鮮やかな色彩で京都の四季を切り取った傑作だ。

10月5日には自身初の写真集となる『極彩色の京都』(KADOKAWA)が発売される稲田さん。今、乗りに乗っている写真家といっても過言ではない。

そんな稲田さんに28日、Jタウンネット記者が現在の心境を聞いた。

「今まで京都を撮り続けてきて本当に良かった」

「正直なところ、嬉しくて仕方ないです。今まで京都を撮り続けてきて本当に良かったと思います」

記者の取材にそう素直な心境を明かす稲田さん。宇治で生まれ育ち、写真を撮り始めた当初は「地元だから」という理由でなんとなく撮影を続けていたという。

当時は京都に限らず、関西圏であれば撮影に足を運んだ。だが、そうした活動を数年続けていくうちに、「やっぱり地元の京都は優先したい」という思いを強くする。京都をメインに撮影し、SNSで投稿を続けていたら、いつの間にかフォロワー数が増えていった。

「京都の風景に惹かれてやまないのは、まだ見たことのない素晴らしい景色がたくさん、地元京都に眠っているからだと思います」(稲田さん)

地元・京都の絶景写真を撮ることを「ある種の宝探し」と形容する稲田さん。誰もが知っている絶景スポットを誰も撮ったことのない条件で撮影したり、まだ誰も知らぬ京都の絶景を探し出すことに意欲を燃やす。

「この出版は僕の『写真家』としての出発点だとも思っています。写真家と名乗る以上、その肩書きに恥じぬようより一層頑張っていきたいです」

稲田さんは自らをそう鼓舞する。活動を通して、地元の神社仏閣やお店などの宣伝にも貢献したいという。

京都写真家・稲田大樹。今後の活躍からも目が離せない。

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