傘に広がるのは、星空と路線図 小田急線コラボのレンタル傘に反響「まさに銀河鉄道じゃん」
「小田急線をより身近に」
このデザインは、「アイカサ」と小田急電鉄(東京都)がコラボして誕生した。あるツイッターユーザーが21年8月に写真を投稿したことで注目を集め、
「プラネタリウムぽくて素敵」
「かわいいこれ欲しい」
「まさに銀河鉄道じゃん」
「デザインのアイデアが天才的ww」
と話題になった。
Jタウンネット記者は2021年8月20日、アイカサを企画・運用するNature Innovation Groupを取材し、広報担当者に話を聞いた。
今回注目された小田急傘は、19年12月から小田急線の新宿・町田駅間の各スポットに設置されているもの。小田急線が「アイカサ」を導入しはじめたことがコラボのきっかけとなった。
「元々、小田急線の、特に新宿駅では乗降客数も多いことからビニール傘の使い捨てが問題となっておりました。その削減および駅前美化のためにアイカサを導入していただくことになりました。19年8月から試験的に新宿エリアのみで、11月から本格的に小田急線沿線のスポットに展開しはじめました。その流れの中で、このコラボ傘も生まれました」(広報担当者)
ハイセンスなデザインが話題となったこの傘、どんなところにこだわったのか聞いてみた。
担当者は
「小田急線をより身近に感じてほしい、ということでデザイン性だけではなく駅のスポットも入れた傘にしました。この傘をさすことで雨の日が素敵な日になるように、という思いもこめています」
と話す。
また、今回小田急傘がツイッター上で話題となったことについては
「まずは利用者の方が路線図の星座、というデザインに気が付いてくださったことがとても嬉しいです。また、『素敵』、『いい取り組み』、『可愛い』といったデザインを褒めていただいているコメントも見かけました。
アイカサは環境に優しい、便利、という点での評価をしていただくことが多いのですが、こうやってデザインについて『使ってみたい』と思っていただけたことを嬉しく思います」
とコメントした。