「○○牛乳」どれが一番好き? 全国調査の結果→栃木県民の地元愛が明らかに
大阪はミックスジュースが名物なのに...
やや意外なのは、大阪の結果である。
大阪といえば、「ミックスジュース」――バナナや桃、ミカンなどの果物と牛乳をミックスした、フルーツ牛乳によく似た飲み物――が名物だ。6月に販売スタートし大きな話題となった、スターバックスの「47 JIMOTO フラペチーノ」でも、大阪の店舗では「大阪 めっちゃくだもんクリーム フラペチーノ」という、ミックスジュースから着想したドリンクが販売されていた。
しかし、今回のJタウンネットのアンケート調査では、大阪も57.1%と過半数が「コーヒー牛乳」推しという結果に。フルーツ牛乳は2番目に多く、32.1%だった。
ただ、大阪のお隣、兵庫と和歌山は先述したように「フルーツ牛乳」推しだ。
そこで、各地方ごとの結果を1枚にまとめてみた。
すると近畿地方(三重県含む)は、コーヒー牛乳が48.6%なのに対し、フルーツ牛乳は36.2%。全国で後者に投票した人が20.1%なのに比べると、フルーツ牛乳の人気が高いと言えるだろう。
他の地方と比べても、近畿地方におけるフルーツ牛乳の割合は大きい。
実際、紙パックの「雪印フルーツ」は、関西エリアでしか販売されていない。
19年にJタウンネットが取材したところ、雪印メグミルク(新宿区)広報IR部の担当者は
「関西にはミックスジュースに代表されるフルーツ文化があります。このような味を求める文化が関西にはあるようなのです」
「(フルーツ牛乳は)関西ではコンスタントに売れている」
と、コメントしていた。
今回の調査で、近畿地方に「フルーツ牛乳推し」の傾向が表れたのも納得である。