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甘い香りがしてきそう... スイカとメロンの手作り「おちょこ」がホンモノそっくりで可愛すぎ!

大久保 歩

大久保 歩

2021.07.29 06:00
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プランターに捨てたスイカの種から...

皮の模様まで精巧に表現(写真は悦さん提供)

ツイッターのプロフィール欄で「陶芸で食えるようになることが当面の目標」と、宣言している悦さん。

普段から、茶碗や小皿などシンプルな陶器をメインに、ギョウザの形の箸置きや埴輪などユニークな作品も制作・発表している。

今回の作品では、まず「スイカのおちょこ」を着想し、その後に「スイカといえばメロン」という流れで構想していったそう。

「元々半球に近いお猪口は作っていたので、これをスイカ模様にしたら面白いかも?と思ったのがきっかけだったように思います。 以前プランターに捨てたスイカの種からピンポン球サイズの小さいスイカが実ったことがあったので、それが可愛らしくて印象に残ってたこともあるかもしれません」
「しばらくアイデアのままで止まってましたが昨年ようやく形にしました。
思惑通りにスイカ感を表現できて満足な出来でした。この時もTwitterで大きな反響を頂きました」(悦さん)

最初に注目されてから1年の時を経て、試作1号となるメロンのおちょこも加え、「ゴールデンコンビ」として投稿。

この2点セットは、試作として悦さん自身で「ヤフオク!」にも出品した。そして、25日にはオークションが終了。1万3500円で落札された。これは、悦さんの予想よりも高額だったという。

試作品をオークションへ出品した理由については、こう語った。

「試作1号としての希少価値というかアートとしての評価もちょっとは欲しいなというのがあったりします」(悦さん)

もちろん、その制作過程にもこだわりが詰まっている。

「リアルに表現するために本物のスイカとメロンの観察は何回もしました。スーパーに行く度に、買わないのにマジマジと見てました。
スイカは単純な縞々ではなく、よく見ると凄く不規則なんです。その不規則な感じに見えるように描こうとしてるところがポイントです」
「メロンはスイカと比べると単純ですが、大きい玉をそのま小さくしても網目が細かすぎて気持ち悪いので、ちょっとデフォルメしました」

スイカのしましまが不規則というのは、たしかに言われてみればそのとおりなのだが案外気づかない。

徹底した観察が、悦さんの精巧な作品づくりを支えているようだ。

よく見ると、しまも少しずつ違う(写真は悦さん提供)

さて、このかわいらしいおちょこでお酒が飲みたいという人に朗報だ。

悦さんによると、どちらも定番作品として量産する予定だと言う。

「量産と言っても一点一点すべて手作業なので実際は少量ずつの販売になるかと思います」とのことなので、今後の最新情報に目を光らせておこう。

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