ここはオタク部屋?→いいえ、市営バスです 佐賀市の「ゾンビランドサガ」コラボがあまりにも「ガチ」
「ガチ勢」の部屋の雰囲気が出ている
「ゾンビランドサガ」は18年10月~12月にかけて放送されたアニメ作品。2021年4月からは続篇である「ゾンビランドサガ リベンジ」が放送中だ。
交通事故や自然災害など様々な理由で過去に命を落とした少女たちがゾンビとなって現代に蘇り、佐賀のご当地アイドルとして活動していく様子を描いている。
バスの名前についている「フランシュシュ」は作中キャラクターたちが結成したアイドルグループの名称だ。
後方だけでなく、前方にもキャラクターのイラストが描かれたタオルやタペストリーが置かれているほか、キャラクターの名前が添えられたサイン色紙まで飾られているなど、かなり盛りだくさん。たしかになかなかの本気度を感じる......。
写真を投稿した朝霧さんは、アニメや乗り物、旅行が好きだという。「フランシュシュ号」の写真は1日、佐賀市の早津江バス停から佐賀駅バスセンターまで、同バスに乗車した際に撮影したもの。
今回、バスに乗車するまでの経緯として朝霧さんは、
「昨年から運行しているラッピングバスの存在は知っていましたが、『そういえばまだ乗ってなかったな』と思い立って、天気の良い日に乗りに行きました。
また、遠くへ旅行に行けない状況が続く中で、県内の別の町の事もいろいろと知りたいと思うようになったこともきっかけの一つです」
と述べた。
朝霧さんはバスの内装と外観の写真と共に「オタク部屋みたいだろ。公営交通なんだぜ...」とコメントしている。具体的にどの辺りをそう感じたか聞いてみると、
「タペストリーやポスター、様々なコラボ企画のグッズや声優さんのサインまで飾られていて、『ガチ勢』の部屋の雰囲気が出ている点です」
とのことだった。
「(実際に乗車した時は)外装のイラストに留まらず、市営バスの車内にグッズが所狭しと並んでいるとは思っていなかったので驚きました。
公共の場でどこまでやっていいのか難しい部分もあると思いますが、今まで地味な印象だった地元の佐賀県がアニメで注目される事は面白いと思うので、行政でも民間でもいろいろと試行錯誤してみて欲しいと思いました」(朝霧さん)