約3割の人が、卵かけご飯に「白身」を使わないらしい
近年、専門店ができるほど人気の「卵かけごはん」。
ご飯と生卵と醤油、基本的に必要なのはこの3つで、これをかき混ぜるだけという非常にシンプルな食べものだが、だからこそ人それぞれのこだわりやアレンジ存在する。
醤油以外の調味料で味をつける、トッピングを加える、など独自の楽しみ方をしている人も多いことだろう。
ところで、皆さんは卵かけごはんを作るとき、生卵をどう使っているのだろうか。
Jタウンネット記者は、白身と黄身で異なる味や食感を楽しみたいという理由で全卵を使用する。
しかし、家族は白身で味が薄くなるのが嫌だという理由で黄身だけを使っている。
ほかにも、白身のどろっとした食感が苦手だから、と黄身のみの卵かけごはんを好む友人もいた。
「黄身だけ」の卵かけご飯を作っている人って、結構いるのだろうか――?
そんな疑問から、 Jタウンネットでは2021年4月20日から6月8日まで
「卵かけごはん、黄身だけ使う?白身も使う?」
をテーマにアンケート調査を実施した。
総得票数は1110票。果たして、その結果は――。
「黄身だけ」派、こんなにいるの...?
今回用意した選択肢は「黄身だけ使う」と「白身も使う(全卵)」の2択。
全国の読者からの投票をまとめた結果が、こちらだ。
卵かけごはんを作るとき、「黄身だけ使う」派は28.5%(316票)、「白身も使う(全卵)」派は71.5%(794票)。
「黄身だけ使う」人が、全体の3割近く存在するとは。なかなか衝撃的な結果ではないだろうか。
都道府県ごとの結果をまとめると、福島県と岐阜県で結果が拮抗したものの、その他の地域ではすべて「白身も使う」派が多数派に(鳥取県からは投票なし)。
では、「黄身だけ」派の割合に地域差はあるのか。地方ごとに見てみると、北海道で15.3%、東北で32.5%、関東で27.8%中部で19.3%、近畿32.2%、四国で19.4%、中国で40.3%、九州・沖縄で36.2%となった。
全国的に見るとおよそ3割、地方別に見てもほとんどの地域で2~4割は卵かけごはんを「黄身だけ」で作っている人がいるらしい。
彼らは何故、白身を除くのだろう。ツイッターで黄身だけ派の声を探してみた。
「卵かけご飯は大好きなんですがどうしても生の白身が苦手です。黄身にまとわりついてる白い『にゅるん』としたやつも苦手。黄身だけにして食べる派です」
「TKGは黄身のコクがオカズなので、白身も入れちゃうとソレが丸くなっちゃうんよなあ」
「普通の卵かけごはんより、黄身だけで食べると濃厚な味がして美味しい」
「卵かけごはんって黄身だけで作った方がうまいよな」
一方で、全体の7割を占めていた白身も使う派は、「黄身だけ」の卵かけご飯の存在に驚きを隠せないようだ。
「卵かけごはんで黄身だけってどんだけブルジョアなんですか!」
「私は全卵派だわ 黄身だけって勿体なくね? きちんとかき混ぜれば何の問題もない」
「卵かけごはんは全卵だろ。もったいない」
味の面では、黄身だけだと重たいから、パサパサするから、ご飯全体に行きわたらないから、といった意見も。
また、白身が苦手でも、ひと手間加えて全卵の卵かけご飯を楽しんでいる、という人もいた。
「生卵の白身が割と苦手で白身だけ別にして高速回転で箸でかき混ぜてメレンゲっぽくして食べるとふわふわで美味しいです」
「卵かけご飯にハマっている 白身を先に入れて混ぜて、後入れで黄身を入れて混ぜると、白身のズルズルした感じがなくなって最高」
今回、Jタウンネットでは「黄身だけ使う」「白身も使う」の2択で調査したが、中には「白身だけ使う」という人もいるらしい。
この上なくシンプルな「卵かけご飯」という料理。その奥深さは、まだまだ計り知れない。