美しすぎる「アジサイの海」でひとやすみ? お花の上に乗っかった鴨にほっこり
紫陽花の花が咲きはじめている。梅雨入りがまだの地域の住人も、それをみて「そろそろかな?」と感じているかもしれない。
2021年5月25日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。
写真は、色とりどりの紫陽花、種類もさまざまなようだ。まさに咲き乱れているような光景は、なんとも清々しく美しい。
「紫陽花の花手水レベル100」というコメントが添えられているが、手水鉢一面に紫陽花が浮かべられているのだろうか。また「レベル100」という表現は、ポケモンなどのゲーム好きならピンとくるかもしれないが、美しさの限界まで到達したという意味なのだろうか。
「わかさま」(@wakasama1984)さんが投稿したこのツイートには、6万3000件を超える「いいね」が付けられ、いま拡散している(5月27日夕現在)。
ツイッターにはこんな声が寄せられている。
「これは素晴らしい!」
「紫陽花の海ですね、なんて綺麗」
「こういう風に外に咲き誇る感じは 是非見たいと思う。 本当に美しい!!!!」
ところが、こう指摘する人も......。
「鴨? が埋もれているようです」
「鴨が......ハイ!!皆さん気がついていない?」
「一瞬、鴨に気づかないw」
よく見ると、紫陽花の中に鴨がいる? これはどういうことだろう?
Jタウンネット記者は、投稿者・「わかさま」さんに詳しい話を聞いてみた。
紫陽花によじ登り、紫陽花の上で休む、鴨!
投稿者・「わかさま」さんによると、投稿した写真は、2020年7月3日、茨城県西部に位置する桜川市の雨引観音(雨引山楽法寺)で撮影したものだという。
「例年開催される紫陽花祭りに行ったのですが、去年は7月1日から紫陽花がお寺の池に浮かべられて、とても可愛い癒される景色を見ることができました」(「わかさま」さん)
なるほど花手水といっても、手水鉢ではなく、池の上に紫陽花を浮かべるらしい。
「写真の鴨は、いつもなら水に浮かんだり陸で休んでるんですけど、この時は水に浮かんだ紫陽花によじ登り、紫陽花の上で休むんです。すごく可愛くて癒されますよ」(「わかさま」さん)
投稿者・「わかさま」さんは、この雨引観音に、紫陽花の時期になると毎年のように通っているという。鴨が上に乗ってくれなくて苦戦することもあるそうだ。紫陽花の中で、鴨がもぞもぞ動いている様子は、想像しているだけでホッコリする。でもやはり、実際に見てみたい。
ツイッターの反響の中にも、「鴨がかわいい」「鴨に癒される」など、鴨推しなリプライが多かった。紫陽花がきれい、幻想的という声はもちろんだが......。
雨引観音のウェブサイトによると、「あじさいまつり」の開催は、毎年6月10日から7月20日まで。境内には100種5000株の紫陽花が栽培されている。