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「○○する人とは、付き合わないほうがいい」 元飼育員が語る「動物園デート」での要チェックポイント

大久保 歩

大久保 歩

2021.05.18 17:05
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コロナ禍で、恋活に支障をきたしている人も多いのではないだろうか。

会食を避けるべき状況では、デートもままならない......そんな中、デートスポットとして「動物園」を意外な理由でオススメするツイートが、話題を呼んでいる。

これは、ツイッターユーザーのZooBaby 元動物園飼育員さん(@ZooBaby6)が2021年5月12日に投稿したもの。

合コンやマッチングアプリで知り合った人、つまり恋愛対象である相手と交際するべきか迷ったときのアドバイスとして、「一緒に動物園に行ってください」とオススメしている。はたして、その真意は......?

Jタウンネット記者は17日、投稿者のZooBaby 元動物園飼育員さん(以下、「ZooBabyさん」)に詳細を聞いた。

「動物に対する態度=将来の自分や家族に対する態度」

画像はイメージ

ハンドメイド作家として、夫婦で動物をモチーフにした手作りの木製ブローチや動物用のお薬手帳をオンライン販売しているZooBabyさん。夫婦ともに元・動物園の飼育員だという。

話題になっているツイートでは、

「動物にエサをあげるフリしてあげない、触り方が雑、ガラスをバンバン叩いて気を引こうとする、動物に対して汚い言葉を使う、このような人とは性別問わず絶対付き合わない方がいい」

と、発言している。

なぜ、これらの行動をとる人は交際相手としてよくないのだろうか。

記者の質問に、ZooBabyさんはこう答えた。

「同じ生き物として、本来人間と対等であるはずの動物を蔑んだり馬鹿にしたり見下したりすることなく、同じ目線に立って、自分が相手の立場になってされたらどう思うかを考えられる人が私は素敵だと思います。
『動物に対する態度=将来の自分や家族に対する態度』に置き換えたときに違和感があったら、その後のお付き合いをどうするか考えてみた方がいいのかなと思います」
画像はイメージ

ZooBabyさんは、話題のツイートに続けて以下のようにも投稿している。

「ちなみに高確率でいるのが最初に挙げた『エサをあげるフリしてあげない勢』ですね。ゴリゴリにオラついてる兄ちゃんならまぁね...って感じですが、見た感じ超優しそうな男性や、ふわっとした雰囲気の女性でもやる人いるから驚く。そういう人みんな戸惑う動物を見て笑ってる。人間の闇を感じる瞬間」

たしかに、人間としてはふざけているだけなのだろうが、動物たちは本気で戸惑ってしまうはずだ。

遊びだと思っているのは、やっている側だけ――なんだか、いじめの構図に似ているようにも思えてくる。

ZooBabyさんの飼育員時代に、印象に残ったカップルはいたか尋ねると、「悪い意味で印象に残っている」カップルとして、こんなエピソードを教えてくれた。

「気を付けて」って書いてあるのに...

「『この動物は嫌なことをすると咬むことがあるので気を付けてください』と伝えると、わざと嫌なことをして咬まれるか咬まれないか試して爆笑するカップル。(カップル以外も多いですが。)
その場のノリなのか知りませんがおふざけが過ぎていますよね。来園者が怪我したらスタッフの責任になることも、動物にとってストレスになることもわからないなんて幼稚だなと思いました」
画像はイメージ

では逆に、動物園デートでどんな行動をとる人であれば、「交際するべき」と判断できるだろうか。

「ツイートに挙げた内容と逆の行いができる人ですね。
追加で挙げるとすれば動物にフラッシュを焚かないとか、動物が寝ていたら大声を出さないとか、動物のことを考えてくれているなぁという人は好感が持てます。
動物が苦手だったり知識がなかったりする人でも、飼育員に動物の触り方をきちんと聞いて理解しようとする姿勢が見える人も安心できます」

とのこと。

もし、気になる人を誘って動物園へ遊びに行くことになったら、動物たちと接するプロフェッショナルの言葉をぜひ参考にしてみてほしい。

今回、注目を集めたツイートについて、ZooBabyさんは投稿した理由を次のようにツイートしている。

「飼育員は動物たちに少しでも快適に過ごしてもらいたいと思って飼育しているので、そういう迷惑行為をする来園者に非常に迷惑しています。嫌でも目につくんです。やったことあるわ...って人は今一度改めてください。動物も生きてますよ。
バズったことで迷惑行為する人が減り、動物のストレスが軽減されることを願っています。動物園は教育施設でもあります。デートでもなんでもいいので、動物園に来たら何か一つだけでも学んで帰ってください」
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