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朝食にするならパン?ご飯? 全国調査の結果→関西人のパン愛が浮き彫りに

Jタウン研究所

Jタウン研究所

2021.04.30 06:00
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今日の朝食に、あなたは何を食べるだろうか。

食べない派、飲み物だけ派の人もいるとは思うが、朝の食卓に並ぶものといえばご飯やパンが定番である。

腹もちのいいご飯か、それとも片手で楽に食べられるパンか......。そこに地域差は存在するのだろうか。

Jタウンネットでは2021年3月17日~4月26日の期間、「朝食は『ご飯』と『パン』、どっちが好き?」をテーマにアンケート調査を行った。

投票総数は、1204票。はたして結果は――。

近畿は明らかに「パン」優勢だが...

今回の選択肢は、「ご飯(コメ)」または「パン」のシンプルな二択。まず全国の結果から見てみよう。

ご飯に投票した人の割合は50.2%(605票)、パンは49.8%(599票)。わずか6票しか違わず、超接戦である。

パン派の筆者はきっとパンのほうが多いだろうと予想していたが、惜敗した。

では、地方によって差は出たのだろうか。

47都道府県を八地方に区分し、それぞれの地方での割合を出すと、こんな結果が出た。

近畿地方で、明らかにパン派が多い。

全国結果は49.8%なのに対し、近畿地方でパン派の人は61.1%。5人中3人は、朝食で食べるならパンが好きということになる。

特にパン派が多かったのは兵庫県(77.6%)と奈良県(76.5%)。京都でも67.7%と、かなり高めの水準だ。

ちなみに、これらの地域ではパンの購入量もかなり多い。

総務省統計局のウェブサイトでは、各地域の都道府県庁所在地と政令指定都市の2人以上の世帯で、年間にどれくらいの量のパンやコメが購入されているのかがランキング形式で公開されている。

18年~20年のデータで、「パン」の購入数量の1位から5位になったのは、以下の5都市。

1位 岡山市
2位 大阪市
3位 神戸市
4位 京都市
5位 堺市

大阪市、神戸市、京都市、堺市。いずれも「パン派」優勢の地域の都市だ。

なお、奈良県は8位と、トップ5には入らなかったもののかなり上位。食パンの購入量なら4位に輝いている。

そしてもちろん、「パン」の購入数1位の岡山県は、Jタウンネットの今回の調査でもパン派。

こちらの地図は、47都道府県でそれぞれ、ご飯とパンでどちらを選んだ人のほうが多かったかを示している。

ご飯派のほうが多かった地域が黄色、パン派のほうが多かった地域が水色だ。ご飯派は30地域、パン派は15地域。茨城県と長崎県では結果が拮抗したため、紫色で着色した。

地図で見ても、近畿地方周辺にパン派が集合している印象を受ける。

東北地方でもパン派の地域が多めだが、こちらは地方全体ではパン派は47.5%。かなり接戦を繰り広げたようだ。

驚いたのは、「あきたこまち」など有名なブランド米の生産地・秋田県、ササニシキで有名な宮城県でまさかの「パン派」が優勢だったことだ。

前出の家計調査では、秋田市の「パン」の購入数量は52地域中50位、仙台も47位だったが......。Jタウンネット読者の場合、秋田民の69.2%、宮城民の52.9%がパン派だった。

さて、あなたが住む都道府県はどうだっただろうか。

今後、旅行先の朝食バイキングなどで、他の宿泊客がご飯とパンのどちらを食べているか観察してみるのもおもしろいかもしれない。

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