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まさにココだ...! 千円札に描かれている「あの場所」に行ってみたら、85年前と同じ絶景が広がっていた

福田 週人

福田 週人

2021.04.13 17:00
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2004年11月から発行されている、現在の千円札(E号券)。

表側には、著名な細菌学者・野口英世氏の肖像。きっと、日本の紙幣を使う全ての人にとって、なじみ深い顔だ。

では、裏面はどうだろう。どんなデザインか、パッと思い出せるだろうか。

実際に見てみると、富士山と桜、そして湖に映った逆さ富士が描かれている。

この絵は、富士山撮影で有名な写真家・岡田紅陽(1895年~1972年)氏の作品を原画としたもの。富士五湖のひとつである本栖湖畔で撮影した「湖畔の春」(1935年)。

今回、そんな千円札の裏に描かれた景色を、同じ場所から撮影した写真が、ツイッターで話題になっている。それが、こちらだ。

本当にそのまんまの景色だ!(画像は宮嶋克佳@Miyazimanさんのツイートより)
本当にそのまんまの景色だ!(画像は宮嶋克佳@Miyazimanさんのツイートより)

写真には、晴れ渡る空の下でそびえ立つ立派な富士山の姿が。空に浮かぶ白い雲や、対岸まで見渡せる広い湖畔も相まって、実に雄大で美しい景色だ。

そして、そんな景色をバックにかざされている千円札。そこに描かれている富士山の絵は、まさしく目の前に広がる景色とそっくりだ。

こちらの写真に対し、ツイッター上では、

「見事なシンクロです」
「紛う事なく千円札ですね」
「ピッタリ同じ場所ですね。とっても良い景色でさすがお札になってるだけあります!」

といった声が寄せられている。

「一度では楽しみきれない」絶景

話題になっているのは、ツイッターユーザーの宮嶋克佳(@Miyaziman)さんが2021年4月7日に投稿した写真。Jタウンネット記者は9日、投稿主の宮嶋さんに取材した。

7日の16時ごろ、山梨県本栖湖にある浩庵キャンプ場の湖畔エリアのテント設営場所から写真を撮影したという宮嶋さん。撮影当時の状況について、

「当日は富士山全体に雲が掛かっている時間帯が長かったのですが、焚火の準備をしていた最中に全体を見渡せる瞬間に出会えましたので、その時撮影した物です。
なお、自己レスで付けている方の写真(湖面に映った富士山の物と桜との物)は、翌日8日の朝8時過ぎに撮影した物になります」

と振り返った。

当日、キャンプ場には友人と一緒に行ったとのことで、

「友人との雑談の中で、現地集合・現地解散と言うラフなキャンプに向かう事になりまして、釣りも当日行う予定でしたので当初は奥多摩や道志周辺を検討していました。
けれど、その友人がアニメ『ゆるキャン△』のキャラクターフィギュアの商品原型を担当しており、お互いにこちらのキャンプ場は未体験と分かりましたので、それならばその作品の舞台の一部にもなったコチラに行こう...といった経緯です」

とこの場所をキャンプ地に選んだ理由を説明した。「ゆるキャン△」とは、山梨県周辺を舞台に女子高生のキャラクターたちがキャンプや野外調理などをする日常を描いた漫画作品だ。テレビアニメ化もされている人気作品で、写真にあった本栖湖や浩庵キャンプ場は作中にも登場する、いわゆる「聖地」である。

翌日8日の朝8時に撮影したという写真。桜と富士山のツーショットが美しい
翌日8日の朝8時に撮影したという写真。桜と富士山のツーショットが美しい

今回撮影した写真について、あらためて宮嶋さんに感想を訊いてみると、

「美しいとの評判は以前より聞いていましたが、実際に目にする景色の雄大さは、写真などだけではとても表現できない物があったと思います。
昼間はもちろん富士山と綺麗な湖、条件次第では湖面に映る富士山を堪能出来るなど見所が豊富ですし、夜は綺麗な星空、当日は月の無い夜でしたが『月夜の景観も堪能してみたい...』と感じました。一度では楽しみきれない、何度もリピートしたくなる景色だと感じました」

とコメントした。

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