ノートは「そじる」けど、えんぴつは「そじない」 山形人が「標準語にして」と願う便利な言葉
地元民に聞いてみた
やはり方言であるため、「使い方や感覚は人それぞれ違うと思いますが......」とした上で、
「『そじる』は主に物が経年劣化して傷んだときなどに使われます。
たとえば私は、何度も洗濯したことで白っぽくなったり、糸がほつれてきたりした洋服や、長年雨風に晒されて色が変わってきた建物を『そじてる』といいますね」
と話す。だが、食べ物が古くなって傷んでいるときや、消耗することが前提のえんぴつや消しゴムには使用しないとのこと。また、
「どちらかといえば年齢が上の世代の山形県民が使うのではないでしょうか」
ともしていた。
ツイッターでも、山形県民と思しきユーザーが
「パジャマがそじたのでシマムラで買ってきた」
「さっきまで祖母ちゃんと一緒にそじた畳敷きの張り替えをやってた...えらい疲れた」
「先月買ったサンダル、そじちゃった」
といったつぶやきをしているのが見受けられた。
それだけではなく、
「ぜひ『そじる』を標準語に格上げしてほしい。使い勝手が良いので思わず口から出ちゃうのよね...」
「そじる便利なんだけどなー。標準語にしようぜー」
という願いも。
食べ物も服も建物も、古くなったらすべて「傷む」で表現してしまう標準語より、区別がついていて分かりやすいかもしれない。
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