福岡市と北九州市を「すぐ隣」だと思ってない? 実は、横浜とさいたまくらい離れています
東京の人は、北海道の距離感をまったく理解していない、とツイッターなどで話題になったことがある。まあ定番ネタと言えるが......。
だが同様のことは、九州でも言えそうだ。東京人は九州の距離感を全然分かっとらん、と怒っている九州人は少なくないようだ。
例えば、福岡市と北九州市を、
「すぐ隣町のように思ってないか? あんたらは!」(九州人)
「えーッ、違うの?」(東京人)
というように。
2021年3月29日、次のようなツイートが投稿され、注目を集めている。
福岡市?北九州市間の距離認識
— pom@department_store (@pomdepartments1) March 29, 2021
左:東京の人が持つイメージ
右:現実 pic.twitter.com/IOtyzJGO2c
投稿者のpom(@omdepartments1)さんが示した地図、左は横浜~川崎に青いマーカーで線が引かれている。東京人がイメージする、福岡市?北九州市の距離はこうじゃないか? というわけだ。
右の地図には、横浜~さいたま市間に青く線が引かれている。「実際は、このくらい離れているんだぞ」ということだ。電車を乗り継ぎ、延々1時間以上はかかりそうだ。さいたまの人が横浜の中華街で食事をしようと思ったら、それなりの移動時間は覚悟しなければならない。
ツイッターにはこんな声が寄せられている。
「横浜市民としてはわかりやすいです」
「福岡市と北九州市は遠くて互いに都市圏があります。日本銀行の支店もそれぞれにあります」
日本銀行の支店は、福岡県内は2か所、福岡市と北九州市に置かれている。どちらも異なる経済圏を持つ重要な場所だ。経済圏も違うが、文化圏も違うのだ。
また、こんな声も。
「福岡人で今横浜民の私ですが、まさに!ですね。 横浜~川崎なんて太宰府~天神」
太宰府には、菅原道真公を祀る太宰府天満宮があり、「学問・至誠・厄除けの神様」として、全国からご崇敬を集めている。天神とは福岡市中央区にある九州最大繁華街の通称で、太宰府~天神は、地元の私鉄・西鉄の電車を利用すれば、約30~40分の距離だ。
Jタウンネット記者は、投稿者pomさんに、今回のツイートの真意について聞いてみた。