ひじ掛けに靴下、晩酌して「げっぷ」、そしてマニキュア... 新幹線で「私」を襲った刺激臭
ビールにおつまみ、げっぷにマニキュア...
仕事の出張帰りで疲れが溜まっていたT子さん。新幹線の指定席を、窓際に取って座ったという。すると、隣の席には、サラリーマン風の男性が。座り方が少し乱暴で、「嫌な予感」がしていたそうだ。
「座り方が少し乱暴で嫌な予感がしたのですが...。
座ったとたんにプシュっとビールをあけ、臭いがする海鮮の乾物をつまみに、『あーっ』と声を出すわ、げっぷをするわ...。やっと晩酌が終わったと思ったら、今度は新聞をガサゴソ広げたり折り畳んだりして読んでいました。
静かにゆっくりしたい私はどんどん敏感になりイライラが膨らみました。新聞を読み終えて、私に安息の時間が訪れるとほっとしたら、降りるまで、ずっとイビキをかいていました。『消えろ!』と思うのと同時についてない自分にも腹が立ちました」
当の男性も、仕事で疲れていたのかもしれない。しかし新幹線には自分だけでなく、他人も乗車していることを忘れてはいけない。せめて、「げっぷ」だけでも我慢してくれていたら、T子さんもここまでイライラしていなかったかも......。

福岡県に住む40代女性・Y子さん(仮名)が寄せたのは、後部座席から「ツーンとした刺激臭」が漂ってきたというエピソードである。その正体は、なんとマニキュアだったそうで...。
「シンナーのような匂いがだんだんと強くなり、薬品のボトルかなにかがあるのではないだろうか、と不安に思いました。
私は座席を立ち上がって、前後を見渡してみると、すぐ後ろの座席で60代くらいの2人の女性がマニキュアを塗っていました。
車内でマニキュアを塗ることが悪いこととも思ってなさそうな雰囲気で、どう注意したらいいかわからず、私はそのまま座ってしまいました。
でもその匂いによって体調が悪くなったので、『すみません...』と声かけしましたが、『???』という顔をしたままマニキュアを最後まで塗っていました」