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「恥の多いライフを送ってきました」 ラノベすぎる「人間失格」の帯に「嘘は言ってない」の声

大久保 歩

大久保 歩

2021.03.03 20:00
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「太宰先生も苦笑い」

ある意味、手に取りたいかも(写真はパナソニーさん提供。編集部でトリミング)
ある意味、手に取りたいかも(写真はパナソニーさん提供。編集部でトリミング)

取材に応じたパナソニーさんによると、なんとこの帯は、自らIllustratorで作成したものだそう。

詳しくは語らなかったが、かつてないユニークなアイデアである。

大きな声では言えないが、記者も実際の商品と思い「出版社に取材しようと思います」と編集長に相談してしまった。危ないところだった......。

この帯に対する反応として、「こんな売り方をするなんてガッカリした」など、実際に販売されているものと思い込み動揺する声の他、

「太宰先生も苦笑いしてらっしゃるに違いない」
「内容とのギャップがすごすぎてコーヒー吹きそうになった」
「帯も時代に合わせてるんですねww」

など、内容は合っているからこそ、笑いを誘われた人もかなりいたようだ。

過去、実際に販売された「人間失格」の帯や表紙には、様々なバリエーションがある。

たとえば、簡素な無地の帯に「太宰文學の最高傑作」と太字で書かれたものや、映画版で主人公を演じた生田斗真さんや、「人間失格 太宰治と3人の女たち」で太宰役を演じた小栗旬さんが大きく映っているもの。漫画家の小畑健さんがイラストを手掛けたものもあった。

まさに、あらゆる角度から売ろうとする出版社の気概が感じられる。

そんな「人間失格」だからこそ、「こんな帯もあり得るかも...」と動揺してしまった人もいるのだろう。

パナソニーさんが作った帯はもちろん、実際の書店に並んでいるわけではない。でも、もしかしたらいつの日か、「人間失格」がラノベ風に宣伝される日も来るかもしれない......?

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