オンライン会議中の「不幸な事故」を未然に防ぐ神デバイスが発明される
コロナ禍で増えた、オンライン会議。
誰かと一緒に住んでいる人は、その声がマイクに拾われてしまい、恥ずかしい思いをしたことがあるかもしれない。
そんな不幸な事故を防ぐ画期的な発明が、ツイッター上で注目されている。
こちらはツイッターユーザーのみゅ~ま(@YuKiMuMa)さんによる、2021年1月20日の投稿だ。
なんと、部屋のドアが開いた瞬間、「discord」(オンライン通話用アプリ)のマイクがミュートになるBluetoothデバイスを考案したのだという。
投稿された動画を確認すると、ドアを開けたとき、設置された白い器具が反応し、パソコンに接続されたマイクがミュートになった。つまり、こちら側が出した音は、相手に聞こえなくなる。
ドアが閉まるとマイクは再びオンになり、相手に自分の声が聞こえるようになる。
これなら、急に部屋に入ってきた母の「まだやってるの?」が上司や同僚に聞こえてしまうこともない......!
さらにみゅ~まさんは、家族が部屋に入ってきて、そのままドアを閉めてしまう場合(家族が部屋の中に居続ける場合)にも対応し、追加の動画を投稿した。
ドアが開いたときはミュートになるが、その後、ドアを閉めてもミュートのまま。解除は手動で行うという仕組み。死角がない......。
この天才的な発想に、リプライ欄では、
「マジで天才です!」
「欲しいそれ」
「マジで欲しい涙 ノック無しに突撃とか日常茶飯事だから....涙」
「おかんの『ご飯はよ食べや~』が集音されるのを阻止できる神ツールですね」
などの声が寄せられている。
「誰でも作れると思います」
制作者のみゅ~まさんが22日、Jタウンネット編集部の取材に応じてくれた。
みゅ~まさんは映像制作やゲームをしながら、仲間や友人とdiscordで通話しているという。
以前は家族が部屋に入ってくるたびに自分でミュートにしていたものの、ゲーム中など手が離せないときに困っていたそう。そこで「(ミュートが)自動でできたら面白いんじゃないか」とひらめき、今回のデバイスが完成した。
投稿に大きな反響があったことについて感想を聞くと、
「こんなに反響があると思っていなかったので驚いています。リプや引用リツイートを拝見すると、コロナ禍で家で通話をする人が以前より増えて、同じようなことで困っている人が増えているんだなという印象でした」
と、語った。
ちなみに、「他の人でもマネして作れますか?」と聞いたところ、
「部品点数も少ないですし自分も思いついてから30分ほどで作れたので、はんだ付けなど少し電子工作の知識は必要ですが、誰でも作れると思います」
との答えが。後日、作り方をウェブサービス「note」にまとめる予定だそうだ。
自宅でのリモート会議に不便を感じている人は、参考にしてみてはどうだろう。