ここはホラーゲームの世界?いいえ、岡山です 水没したリゾート跡地を訪れたら、異様すぎる雰囲気が漂っていた
旅行していたらホラーゲームの世界に迷い込んでしまった──
ツイッター上にこんな言葉とともに投稿されたある風景写真が、「雰囲気やばすぎ」と話題になっている。それが、こちらだ。
錆びついてボロボロの家屋や、おそらくは何年も使われていないだろう車両が水没している。水面からは何本もの枯れ木が飛び出て、その枝や電線にはカラスが...。
たしかにホラーゲームや映画の舞台になってもおかしくないくらい不気味な雰囲気だ。
話題になっているのは、ツイッターユーザーの前山 (@xxakaxxv)さんが2021年1月5日に投稿した写真だ。この雰囲気があり過ぎる風景写真に対しツイッター上では、
「夜行ったらめっちゃ恐そう」
「本気でホラー。無音でこの映像から始まるやつや」
「岡山県にこんなホラーな場所があるんですね」
といった声が寄せられている。
日没だから余計雰囲気がある
Jタウンネットは6日、投稿主の前山さんに詳しい話を聞いた。前山さんによると、こちらの写真を撮影したのは2021年初めで、時間帯は日没前後。場所は岡山県瀬戸内市にある「水没ペンション村」と呼ばれる場所とのこと。
ここは、現在は廃業している「グリーンファーム」というリゾートの跡地だという。グーグルマップで見てみると「元グリーンファーム」と書かれていた。
「写真仲間と岡山県にある自然風景の撮影で訪れていました。目当てにしていたスポットを周り帰路に着く際に、この近くにちょっと不思議な場所があると以前友人に教えてもらった事を思い出して足を向けた次第です」(前山さん)
実際にこちらの跡地を訪れた際の感想として、前山さんは、
「やはり、普段絶対に目にすることのない人の営みを感じる建物などが水に沈んでいる光景は非現実感に包まれていました。また、水鳥やカラス達がそこかしこに止まり鳴いていたのですが、鳴き声が周囲に反響してより一層ホラーゲームや映画で見たような光景でした。
それと同時にどこか退廃的な美しさといいますか惹きつけられる魅力もあり夢中でシャッターを切っていました」
と語った。
前山さんはツイッターでの反響について、
「投稿した際にホラーゲームを引き合いに出したのは撮影時よりあるゲームの世界観に似ているなと私自身が思ったからなのですが同じゲームを連想する方もいれば、全く別のゲームや映画、小説など様々な世界を連想している人も多くそれぞれの嗜好が垣間見えて面白いなと思いました。
あとは、日が沈むと本当に周囲は真っ暗ですし、怖いので一人で行くのはオススメしません(笑)」
とコメントしている。