「最近、息子が牛乳をすげぇ飲む」 なぜ...?と思っていたら、思わぬ事実が判明した
2020.12.04 11:00
「こんなに変動するのか...!」
投稿者のはちまるさんが息子さんに飲ませた牛乳は、新潟県農協牛乳だったが、そのパッケージに掲載されたグラフには、次のような説明があった。
「農協牛乳は成分無調整の為季節により下記のように乳脂肪が変化します」
はちまるさんがこの表示に気付いたのは、11月29日、つまり投稿した当日だったという。この事実を初めて発見したときの感想はどうだったのだろう?
「こんなに変動するのか...!と素直に驚きました」
しかも、秋が深まり、冬に向かおうとしている、この時期が、乳脂肪率がもっとも高くなるとは......、こうやってグラフで示してもらわなければ、わからなかっただろう。
「息子さんは何かおっしゃっていますか?」と聞くと、「とくに何も言わずがぶがぶ飲んでましたね。子牛のように」という返事だった。
次にJタウンネット記者は、新潟県農協乳業に電話で聞いてみることにした。取材に応じたのは、広報担当者だった。
季節により乳脂肪が変化するというのは、事実なのだろうか?
「牛は暑さに弱くて、寒さには強いと言われています。寒くなると、体調が良くなり、元気になって、乳脂肪率が高くなります。乳脂肪率が高くなると、濃厚になり、風味が増すと考えられます」
秋から冬にかけて、牛乳が美味しく感じられるのは、この乳脂肪が変化するためということのようだ。
ツイッターにもこんな声が寄せられていた。
「酪農家です。冬の乳脂肪が高い理由は、寒い時期に産まれた子牛が多くのエネルギーを必要とするためではないかと思われます。高い乳脂肪で効率良くエネルギーを摂取できます」
こういった反響に対して、投稿者のはちまるさんはこう語っていた。
「酪農家さん方から美味しくなる理由を教えていただき嬉しかったです。 あと元カフェ店員さんからいただいた『夏はフォームミルクが作りづらくなる』というリプが印象的でした...」