「リスのつめが!歯が!!」 とある動物園の注意喚起看板がまるでホラーだと話題に
ある動物園に掲示されている看板が、ホラーすぎるとツイッターで注目を集めている。
こちらは、ツイッターユーザーのシカクガングさんが2020年11月15日に投稿したもの。撮影場所は、シマリスやタイワンリスなどの飼育展示を行っている「町田リス園」(東京都町田市)の園内で、看板にはリスとの接し方がイラスト付きで説明されている。
いわゆる来園者向けの「注意書き」であるが、イラストが独特ではないだろうか。リスにかわいらしさがないのである。
たとえば、赤ちゃんを抱っこする親に向けた看板には、鋭い爪をもつ前足を振り上げ、牙をむく恐ろしい形相のリスの姿と、
「リスのつめが!歯が!!おはだを傷つけます
ガード願います」
という言葉が。別の看板には、万が一、ケガをしてしまったら「近くの係員にしらせて」とも書かれている。 かわいいリスに会いに来たはずなのに......。そんな思いからか、
「リスこわ」
と呟くシカクガングさん。この看板を見た他のユーザーからも、ツイッターに
「ほんまにこわいで 友達とかうで切られてかなり血でてたもん」
「電車の中なのに...(笑)(笑)(笑)...助けて......」
「看板のイラストレーター作家さんが気になりますね」
といった反応が寄せられている。
設置の理由は?
16日、Jタウンネット編集部は詳しい話を「町田リス園」の園長・樋口健治さんに聞いてみた。
樋口さんによると、イラストを描いたのは副園長だという。2018年頃に、リスを放し飼いにしている広場に設置したそうだ。同園のウェブサイトによると、ここには約200匹のタイワンリスが放たれており、来園者はヒマワリの種を与えることができる。
「イラストを描いたのは、漫画を描くことが好きな副園長です。無料で貸し出している餌あげ用のミトンを、子供たちが外して素手でリスを触ってしまうケースがありました。
そのため引っかかれてしまうことも...。以前から注意喚起はしていたのですが、あまり効果がなかったため、目立つようなイラスト付きで設置しております。設置して以来、ミトンを外す子供は少なからず減りました」
設置後、興味津々に看板の写真を撮るお客さんも多いとのこと。
看板で付き合い方をしっかり学んでから、リスとふれあおう。