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47都道府県の「いつも無料でもらえたので、買うものと思っていなかった食べ物」を集めてみた

松葉 純一

松葉 純一

2020.11.05 11:00
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地方出身者にとって懐かしくもあり、やや煩わしくもあったのが、親戚や近所の人からのもらいものではないだろうか。余りものだから、お裾分けだけど、などといった口実で、その時季の新鮮な野菜や果物が届く。

もらってばかりじゃ悪いと、こちらからもお返しをすると、さらに倍返し......。まるで無限ループのようだ。それが田舎の良いところと、都会暮らしを始めて、ようやく知ることになる。そんな地方出身者もけっこう多いはずだ。

2020年10月13日に投稿された次のようなツイートが、話題になっている。

投稿者のきあ(@kia_ruruten)さんは、こう断言している。

地方出身者は「いつも無料でもらえたので、買うものと思っていなかった食べ物」を必ず一つ持っている。

どうやら、ご主人を観察して、そう確信したらしい。それは、かぼすだったという。

かぼす(B.K. Bullockさん撮影、Wikimedia Commonsより)
かぼす(B.K. Bullockさん撮影、Wikimedia Commonsより)

ご主人は、かぼすはもらうもので、買うものではないと信じていたようだ。Jタウンネットがきあさんに話を聞いてみると...。

「私は関東の、都会とも田舎とも言えないような微妙な住宅地しか住んだことがありません。田舎の親戚から農作物をもらった、などの経験も皆無です。

なので、かぼすの件以外にも『おやつはそのへんの木から果物をもいで食べる』『魚は父親が獲ってきて皿に山盛り出されるもの。食べ飽きてた』『家に鍵をかけると怒られる』など、夫の幼少期の話はいろいろ衝撃的です」

......と、相当カルチャーショックを感じてしまったようだ。

しかしツイッターに全国から続々と集まった反響は、むしろご主人に共感する声が多かった。地方だけでなく、東京や大阪といった都会のユーザーからも「わかる」といった声が出ていたのだ。

そこでJタウンネットでは、47都道府県の「いつも無料でもらえたので、買うものと思っていなかった食べ物」をピックアップしてみた。

「青森は満場一致でりんごです」

りんご(Batholithさん撮影、Wikimedia Commonsより)
りんご(Batholithさん撮影、Wikimedia Commonsより)

北海道

青森

岩手

宮城

秋田

山形

福島

茨城

栃木

群馬

埼玉

千葉

イセエビ(Wikimedia Commonsより)
イセエビ(Wikimedia Commonsより)

東京

神奈川

新潟

富山

石川

福井

山梨

長野

岐阜

静岡

愛知

三重

京都

大阪

兵庫

奈良

和歌山

みかん(酎犬 八号さん撮影、Wikimedia Commonsより)
みかん(酎犬 八号さん撮影、Wikimedia Commonsより)

鳥取

岡山

広島

山口

徳島

香川

愛媛

高知

福岡

佐賀

長崎

熊本

大分

宮崎

鹿児島

沖縄

残念ながら、Jタウンネット記者が探した限りでは、滋賀県民と島根県民のツイートは発見できず...。

そこで、ジェイ・キャスト社内の滋賀・島根出身者に「いつも無料でもらえたので、買うものと思っていなかった食べ物」を尋ねてみた。

「鹿肉とか、猪肉とかですかね。父の知り合いが、山で獲ってきたものを持ってきてくれた印象があります」(滋賀県彦根市・Mさん)
「野菜・果物(筍・白菜・玉ねぎ・りんご・みかん・梨など)もらっていました。一人暮らし初めて値段が高いことにびっくりした記憶があります。ちなみに実家は海の近くの方なので、運が良ければ魚介類とかをもらうことありました」(島根県江津市・Kさん)

ちなみに、田舎育ちではない投稿者・きあさんにとって、もっとも印象的だったのは、次のようなツイートだったという。

「いつも無料でもらえたもの」がさりげなく置いてあるとは......、なんともうらやましい。

地方出身者にとっては、少し煩わしくもあったが、やはり懐かしく感じる、貴重な習慣と言えるだろう。

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