ギンナン食べ過ぎで中毒の危険 いくつまで食べていいの?管理栄養士に聞くと...
[ちちんぷいぷい-毎日放送]2020年10月21日の放送の中で、ギンナンの注意点について取り上げていました。
茶碗蒸しに串焼き、天ぷらとギンナンのおいしい季節ですが、日本中毒情報センターは、10月から11月にギンナンの食べ過ぎに関する相談件数が増加すると注意喚起しています。
「60個食べた4時間後に...」
ギンナンはカロテンやビタミンCなどを含む栄養価の高い食材である一方、有毒成分であるギンコトキシンを含んでいるそう。
食べ過ぎるとおう吐を誘発するほか、けいれん発作を起こすことも。
このギンコトキシンは熱に強く、煮る・焼くなど加熱調理しても消えないとのことです。
東京都福祉課保健局による症例では、
「1歳男児が7時間でおよそ50個食べ全身けいれんを起こした」
「41歳女性が60個食べた4時間後におう吐、下痢、両腕のふるえを起こした」
との報告がありました。
日本中毒情報センターへは、特に5歳以下の子どもに関する相談例が多く、「5歳以下の子どもには食べさせないで。大人でも食べ過ぎないようにしましょう」とのこと。
食べる量の目安は?
番組が管理栄養士に話を聞くと...
「個人差があり、これといった目安は言えません。大人が40個食べて中毒を起こした例もありますので、体調に合わせてほどほどに」
とのことでした。
ほかにも、にんにくの「アリシン」という成分が腹痛や下痢を引き起こすことがあるので1日10片以内、プルーンは「ソルビトール」という成分が下痢のもとになるので1日1~3粒と、食べ過ぎに注意が必要なものがありました。
まさに「薬も過ぎれば毒となる」ですね。
ほどほどにおいしくいただくことにしましょう。
(ライター:まみ)