北海道では伝説の花...? 道民は「キンモクセイの香り」を知らないらしい
2020.10.11 08:00
「キンモクセイが越冬するのは難しい」
百合が原公園の広報担当者によれば、キンモクセイは公園内にある大温室の中で、本州に近い気温でキンモクセイを栽培している。
温室ということは、やはり屋外での栽培は難しいのだろうか...担当者に聞いてみると、
「北海道でキンモクセイが越冬するのは難しく、野外ではなかなか植生されていないようです」
冬の寒さが厳しい北海道では、気温が氷点下10度前後になることや風などの関係で、花の機能がもたないのではないかということだった。
百合が原公園の大温室ではキンモクセイ以外の植物も栽培されており、一般人の入場が可能。例年では9月末~10月中旬の期間にキンモクセイが開花し、この時期になると「キンモクセイはいつごろ開花するか」といった問い合わせが多く寄せられているという。
「かなり小さなお花ですが、甘い香りが温室いっぱいに広がります。毎年楽しみにされている方もいらっしゃいます」(担当者)
大温室を訪れる利用者もキンモクセイの香りを楽しんでいるようだ。