みんなが気持ちよく「ととのう」ために 旭川の温泉施設が「サウナマナー」の大切さを訴える理由
「一人でもマナーが悪い方がいらっしゃると...」
筆者も週に1度は利用するサウナー(?)だが、その度に水風呂で頭まで浸かる人を目にする。施設によっては潜水可能な場所もあるものの、基本的には、NGである場所は多い。
旭川高砂台・万葉の湯(以下、旭川高砂台)もまた、潜水はNGだ。Jタウンネットが、同施設のツイッターの「中の人」に10月3日、その理由を聞いてみると
「潜ると髪の毛が浮いてしまう等の衛生面の観点から、潜水は禁止としています。またかけ湯についても、衛生面の観点から一度汗はしっかり掛け流すというのをお願いしております」
という。実際に潜水などをする人は少ないそうだが、POPの掲示やスタッフの声かけなどの対策を取っているという。
「幸いな事に大多数のお客様はお守り頂いております。ごく少数でホントたまにいらっしゃる感じでございます。対策に関しては、対策POPや、巡回を強化しております。他にも、何か問題があれば、浴場を出てすぐにフロント直通の電話がございますので、そちらにも電話頂ける形を取らせて頂いております」
旭川高砂台・万葉の湯は、20年9月頃に紙媒体で施設の広告を掲載。マナー向上のツイートをする理由について「(広告を掲載したことで)新しいお客様が増えてきそうな気配がしたので改めて、サウナが初めての方向けに投稿致しました」と話す。
ハッシュタグ「#旭川サウナマナー向上委員会」について担当者は、
「同じ室内に、一人でもマナーが悪い方がいらっしゃると周りが不快になり、その日一日、最悪な気分で過ごす。この様な思いを減らせれば良いなと思いまして勝手に命名しちゃいました」
という。そんなハッシュタグとともに投稿に登場するアヒル隊長たちは、水風呂に潜らなかったり(浮かんだり)、サウナ室退室後はかけ湯をしたり、利用者にとっての「お手本」となっている。