これってUFO...? 奈良の山奥で宇宙人が支配してそうな「道の駅」が見つかる
外観は「UFO」をイメージ
吉野路大塔の周囲は大自然となっているが、いったいなぜこのような外観となっているのだろうか。Jタウンネットは9月7日、道の駅「吉野路大塔」の駅長に詳しい話を聞いた。
駅長によれば、吉野路大塔は1993年にオープン。当時からこの外観で、UFOをイメージして建てられたという。
では、なぜUFOをイメージして建てたのか。駅長はその理由について、次のように話す。
「(大塔町は)もともと星の里として天文台やプラネタリウム館がありました。道の駅が建てられる時も、宇宙に関連したものとしてUFO型になりました」
吉野路大塔のオープン前から、大塔町(旧大塔村、05年に五條市に編入)周辺には宇宙関連の施設があった。施設がある一帯は「大塔コスミックパーク『星のくに』」と呼ばれ、天文台併設の宿泊施設「ロッジ星のくに」や、「大塔プラネタリウム館」、そして道の駅「吉野路大塔」などが存在している。
吉野路大塔では外観がUFOのようになっているほか、先述の通り「道の駅」の看板にはUFOの装飾、また顔出し看板には地球外生物が描かれているという。ただ、内装は普通の造りで、1階がトイレ、2階がお土産売り場と休憩スペースとなっている。
オープンからすでに30年近く経っている道の駅だが、お客さんからはどういった反応が寄せられているのだろうか。駅長に聞いてみると、
「あまり聞いたことはないですが、『山の中にいきなりこんな建物が見えて何かと思った』等は聞いたことがあります」
とのこと。驚くのも無理はないだろう...。奈良で宇宙を感じてみたい人は、ぜひ寄ってみてほしい。