職場の「エアコン戦争」ついに決着 全国調査の結果→75%が「暑がりに合わせるべき」
まだまだ残暑というには厳しい暑さが続く。
熱中症にならないためにも適切な冷房使用が呼びかけられていることもあり、朝から晩までエアコンに当たっているという人も多いのではないだろうか。
確かに暑いのは嫌だが、冷え性の筆者はエアコンの効いた部屋に長くいるのはなかなか辛い。自宅ならば、寒くなってきたら温度を上げれば済むのだが、会社ではそうもいかない。出社時は上着がマストアイテムだ。
皆さんの中にも、筆者と同じような「寒がり」で、職場のエアコンが寒く感じている人もいるのではないだろうか。一方で、「暑がり」なのに職場のエアコンが弱く、苦しい思いをしている人もいるだろう。
では、暑がりと寒がりが同じフロアにいた場合、エアコンの設定温度はどちらに合わせるべきなのだろうか。
Jタウンネットは、2020年6月12日から8月26日まで、「エアコンの設定温度、どちらに合わせるべき?」をテーマに、アンケート調査を実施した。
得票数は1893票。暑がりVS寒がりのエアコン戦争、はたしてその結果は――。
「寒けりゃ服着ればいい」
こちらが、全国のアンケート結果を円グラフにまとめたものだ。
結果を見ると、エアコンの設定温度を「暑がり」に合わせるべきと回答した人は全体の74.6%(1413票)。「寒がり」に合わせるべきと回答したのは全体の25.4%(480票)で、圧倒的に「暑がり」に合わせるべきという意見が優勢となっている。
その理由として、ツイッターでは、
「会社にめっちゃ暑がりな人がいるんだけど、見ていて毎日つらそうで可哀想。エアコンの温度って暑がりなの人に合わせるべきだと思う。寒い人は、一枚羽織ればいいけれどその逆は出来ないんだし」
「エアコン温度論争はさ、暑がりに合わせるしかないんだよ。寒けりゃ服着ればいいけど、暑いからって服脱いだって涼しくはならないからさ」
といったような意見が。
一方で、
「寒がり派だけど結局暑がり派に合わせるしかなく。脱げないから熱中症になるって言って一気に2度下げる人がいて腹立つ」
「まじで職場冷房強すぎる‥いくら身体に直接当たらないようにしてても寒い‥。あと上司が暑がりなのでエアコン設定温度に関してかなりぶつかり合っている」
と、「寒がり」な人たちの切実な意見も見られた。
また、このエアコン戦争、何も職場だけでのことではないらしい。Jタウンネット編集部には、読者から次のようなメッセージも届いている。
「実は会社内だけではなく我が家でも問題です。私は暑さにも寒さにも強いのですが主人が暑がりの寒がりで... 毎年体感温度で言い合いがあります。私は我慢しているわけではなくその温度に対応しているだけなのに今も主人のせいで鼻水が。毎年悩みの種です」
そのほか、家庭でのエアコン問題についてはツイッターでも
「エアコンが寒くて起きた。旦那と息子は暑がりで、寒がりな私はいつも我慢しています」
「暑がりの旦那さんがエアコンかけて扇風機つけてるからオフトゥンに避難してきました。暑がりさんと寒がりさんの同居は難しい...みたいなCMがあったな...」
といったコメントもあった。
都道府県別に見ても、地域を問わず「暑がり」に合わせるべきという意見がほとんど。寒がり派が優勢だったのは、福島、栃木、山梨の3地域だけだった。「暑がり」優先は、どうやら全国共通の認識らしい。
このように結果としては「暑がり」派に合わせるべきという意見が圧勝だったが、いくら羽織っても寒いという人も少なからずいる様子である。この調査はあくまで参考として、互いを思いやった温度設定をしてほしい。