ナナちゃんの足幅が目安に...? 名古屋人しか理解できない「社会的距離の保ち方」がこちら
名古屋駅のシンボル・ナナちゃん人形が、ソーシャルディスタンスの確保に一役買っている。
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、人同士が保つべき距離の目安は2メートルとされている。その距離が、なんとナナちゃんの「足幅」とほぼ同じだったというのだ。
ナナちゃんの足元には、
「この距離がソーシャルディスタンスです」
と書かれたシールが貼られている。ナナちゃんの足の間は筆者も通ったことがあるが、まさかそこでソーシャルディスタンスの距離を示すとは...。ナナちゃんは全長6.1メートルの超高身長女子。軽く足を広げるだけ2メートルとは流石である。
ツイッターではこの様子が話題となり、
「本当にわかりやすい例えです」
「愛知県民にしかわからないネタ」
「そんなに大きいのかぁ......足幅2mって」
といった声が寄せられている。
「弊社の社員が気付きました」
Jタウンネットは2020年8月6日、名鉄百貨店の広報担当者に詳しい話を聞いた。
担当者によれば、ソーシャルディスタンスのシールが貼られたのは6月23日の衣装チェンジのタイミング。普段はイベント等に合わせて頻繁に衣装チェンジをしているナナちゃんだが、新型コロナウイルスの影響でイベント等が中止に。そのため、約2か月半ぶりの衣装チェンジだったという。
足の幅が2メートルだということは、いつから分かっていたのだろうか。担当者に聞いてみると、
「足幅の長さが2メートルぐらいあるということには、弊社の社員が気付きました。測ってみると実際に2メートルだったので、この間隔を忘れないでお買い物を楽しんでいただけたらという思いを込めてシールを貼りました」
シールには矢印が書かれ、その長さがちょうど2メートルになっているという。
シールを貼る期間は「当面の間」とのこと。ツイッターで話題になっていることについては、
「分かりやすいと言っていただけて嬉しいです」(広報担当者)
とコメントしている。