緑レンジャーに一体何が...? 想像力をかきたてる「非常口アート」が話題に→誕生の経緯を聞いてみた
2020.08.05 20:00
「ストーリーに正解はない」
2月5日にオープンした「OVER ALLs Store」は、アーティストであるOVER ALLsの山本勇気副社長をはじめ、様々なアーティストの作品を販売するセレクトショップだそう。
「単にアートを販売しているだけでなく、空間を丸ごと楽しんでもらえるようなショップとなっております。店内をデザインしている中で副社長の山本は『非常口があるとインテリアとしてオシャレじゃないよね』と思ったそうで。
世間的には、同じような理由で非常口を目立たなくする場合もあるようなのですが、やはり大事な目印ですので。オシャレに、でもしっかり目立たせるように、今回のイラストを施しました」
と池口さんは話す。
今回の非常口アートのモチーフは、やはり戦隊ヒーロー。
池口さんは、
「イエローは食いしん坊...といったような簡単なイメージはあるようなのですが、このアートのストーリーや解釈については、本当に何の答えや正解はありません。
弊社は『アートで人を楽しませる』ことをテーマにしているのですが、そこにはどうしても正解や不正解を求めてしまいがちな現代の皆さんに、自由に想像し、楽しんでもらいたいとの思いが込められています。
今回の非常口アートも、元々はアート...というほどのものではなく、描いたものだったのですが、皆さんに楽しんでもらえる仕掛けの一つになっていれば嬉しいです」
とする。
今回、ツイッター上で話題となったことについては
「コロナ禍でアートに注目が集まっているな...と思っていました。こんなときでも弊社の作品を楽しんでいただけるようにと様々発信していた中だったので、こうして話題にしていただけてとても嬉しく思います」
と池口さん。
その上で、
「まさにこれがアートのあるべき姿だな、と思いました。
正しい、とか、○○らしい、とか色々な定義がありますが、そういったものに捉われずに人それぞれ感じられる、答えのないものがアートだと考えてます。
自由な発想を忘れずに、『日常の中で楽しんでもいいんだよ』ということが少しでも伝わっていればいいな、と思います。これを機に、皆さんがアートに興味を持って、注目してもらえるようになれば嬉しいです」
とした。