これは夢か幻か... 福島の川を行く「霧幻峡の渡し」が神秘的で美しい
「福島で見た、霧幻峡の渡しが格好良すぎたので見てほしい」。そんなツイートが投稿され、話題になっている。
さっそく投稿をご覧いただこう。
こちらはツイッターユーザーのしふぉん(@shiifoncake)さんによる2020年7月27日の投稿。これらの写真は、福島で見た「霧幻峡の渡し」を撮影したものだという。
「霧幻峡の渡し」とは、金山町観光物産協会(福島県大沼郡)が運航する手漕ぎの船で、只見川を渡る。
金山町や「霧幻峡の渡し」のウェブサイトによると、かつて金山町三更地区にあった集落では、只見川を渡るために手漕ぎの渡し舟を利用していた。集落は50年以上前に土砂崩れの影響で廃村となったという。
それによって途絶えた渡し船を、現代によみがえらせたのが「霧幻峡の渡し」。
夏場には只見川の水面付近に霧が発生することがあり、その眺めは国内外から注目を集めているそうだ。
白い霧が広がる川。雲の中を泳ぐかのごとく、一人の船頭が静かに船を漕いでいる。少しずつ姿を霞ませながら消えていく様は、今生の別れ見ているよう。わびさびを感じる写真だ。
このツイートには、こんな反応が。
「絵になるなあ。神秘的!」
「水面と空の境界が溶けてなくなる感じが素敵ですね。」
「水面にぼんやりと写るところがまたたまらなく見入ってしまいます...」
幻想的な光景に見入ってしまう人が続出している。
現実のものとは思えないこの眺め、一度は肌で感じてみたいと思わせてくれる写真だ。(ライター:Met)