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「無遠慮にせきする人から遠ざかれ」 100年前も今も同じ?スペイン風邪とコロナの予防策を並べた展示に反響

松葉 純一

松葉 純一

2020.07.30 06:00
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今から100年ほど前、世界各国で流行した「スペイン風邪」(A型インフルエンザ)。日本では約2300万人が感染し、38万人の死者が出たとされる。最近では新型コロナウイルスの感染拡大と比較されることもある。

明治初期に創立した小学校で、疑洋風建築の校舎が国宝に指定された旧開智学校(長野県松本市)では、スペイン風邪流行当時の「感染予防の心得」を見学ルートに展示している。

そこに書かれた内容が、新型コロナウイルスの感染予防策にそのまま使えそうだと、ツイッターで話題になっている。

コロナ対策と似ている...(画像はヒロユキ@hirob0911さん提供)
コロナ対策と似ている...(画像はヒロユキ@hirob0911さん提供)

国や松本市による約100年前の呼びかけを抜粋した「スペインかぜ(インフルエンザ)感染予防の心得」。内容は以下の通りだ。

一 たくさんの人の集まっているところに立ち入るな
一 人と対談する時は用心して3、4尺(約1m)離れる
一 人の集まっている場所では、必ずマスクをしなさい
※ハンカチなどもあてずに無遠慮にせきする人から遠ざかれ
一 度々うがいをせよ
一 用心に亡びなし、健康者も用心が肝心
一 地震の震り返しよりこの病気の再病は怖ろしい

密集を避ける、ソーシャルディスタンスの保持、マスクの着用、うがいの徹底......。コロナの感染対策とほとんど一緒だ。スペイン風邪の流行は1918年頃だが、100年経っても予防の基本は変わらないということだろうか。

この展示は、ツイッターユーザーのヒロユキ(@hirob0911)さんが2020年7月25日に紹介。29日12時時点で1万件以上のいいねが付いている。展示の内容を見たユーザーからは、

「これはささりますね......」
「どちらも『飛沫感染』と『接触感染』が原因なのは同じなので、予防法も同じということですね」
「『地震の震り返しより病気の再発が恐ろしい』ってのが災害の多い日本らしい言葉ですね・・・」
「今の3密やステイホーム、ゴートゥ~も100年後に見直されるときがくるのか...」

といった声が寄せられている。

現在の感染対策と比較できる
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