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無印...ではなく「縄文良品」 古代人のファッションがオシャレに見える魔法のタグがこちら

横田 絢

横田 絢

2020.07.25 08:00
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縄文服を身近に感じてもらうため

Jタウンネット編集部が7月2日、東京都埋蔵文化財センターの広報学芸担当者にこの展示について詳細を聞いたところ、このマネキンは縄文人の衣服を着ることができる「縄文ファッション」という体験コーナーに、見本として置かれているもの。タグは07年度から使用されていたものだそう。

当時の展示担当者が、展示物に付けられるキャプションを「より分かりやすく、より身近に感じていただくべく」作ったものだという。確かに、タグの形で説明されていると「展示品」というよりも「衣服」として鑑賞できる。

これは...(chiba_kofunさんのツイートより、編集部でトリミング)
これは...(chiba_kofunさんのツイートより、編集部でトリミング)

衣服や装飾品は、縄文時代の出土品を参考に同センターが作ったレプリカ。

縄文時代の衣装については、完全な状態で発見されることがないため、どんな服を着ていたのかは明らかになっていない。ただ、「切れ端」のようなものは出土しているので、それから「こんな感じだったのではないか」と想像して作ったものだそうだ。

使った素材も職員が集めてきたもので、どこから取ってきたかが「産地」の欄に書かれている。

「垂れ飾り(ペンダント)」の鳥骨の産地がケンタッキーとなっているのは、米ケンタッキー州から持ってきた...というわけではなく、ケンタッキーフライドチキン骨を使っているからだそうだ。

「ちなみに、縄文時代の日本列島には、ニワトリはまだいませんでした」

と担当者。ただ、縄文時代の人々は身近な動物の骨を装飾品に使用することがあった。現代の私たちにとって身近な骨、ということでケンタッキーの骨が採用されたらしい。

「縄文良品」、現在は撤去されていた
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