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その手があったか! 有料レジ袋の代わりに「傘袋」を再利用...ある声優のアイデアが話題

笹木 萌

笹木 萌

2020.07.17 20:00
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レジ袋が有料化して半月。みなさんはエコバッグを持ち歩くようになっただろうか。筆者はできるだけ持ち歩くようにしているが、時折忘れては手で持って帰っている。

しかし、買った商品が手で持ちきれない場合はどうするか。大人しくレジ袋を購入するほかない...と思いきや、ある斬新な解決法がツイッターで注目を集めている。

ちょうどいいサイズ(画像は畠山豪介@inava62さん提供)
ちょうどいいサイズ(画像は畠山豪介@inava62さん提供)

ビニール袋に入っているのは縦に並べられたモンスターエナジー3本。レジ袋にしては細長い気がするが、いったい何に入れているのか。ヒントは写真の上部に映っているものだが...。

実はこれ、雨の日の商業施設や公共施設などの入口に置かれている「傘袋」だ。屋内が傘で濡れないように使う、あの細長いビニール袋である。

写真には傘の持ち手と濡れたアスファルトが映り込み、当時は雨が降っていたのだろう。これなら缶は濡れないし、片手で運ぶことができる。

この方法は、声優の畠山豪介(@inava62)さんが、2020年7月15日に紹介。

「みんな! レジ袋は有料だけど傘袋は無料だぞ!」

とコメントを付けてツイートしたところ、17日夜時点で約6万件リツイートされるなど反響を呼んでいる。

畠山さんが他のユーザーに送ったリプライ(返信)によれば、この袋は店内では傘を入れるために使い、そのまま持ち帰ってきたもの。投稿を見た他のユーザーからは、

「使い方が天才のそれなんですが...」
「傘袋に入れるまでが気になる...」
「いいアイデアだとは思いますけど強度大丈夫ですか?」

といった声が寄せられている。

「レジ袋は有料なのに、矛盾を感じた」

Jタウンネットは7月17日、畠山さんに詳しい話を聞いた。

なぜ傘袋にモンスターエナジーをいれたのか。畠山さんはその理由について、

「雨の日に仕事の際に飲むモンスターエナジーを買いにコンビニに行くと、有料レジ袋を買うか店員さんに訊かれました。その時に、自分が傘を入れていたお店の傘袋に入るんじゃないかと思いました」

と話す。実際に入れたのは3本だが、長さとしては4本ほど入りそうだったという。

コンビニから畠山さんの家までは徒歩で5分ほど。商品持ち帰り用の袋ではないためツイッターでは耐久性を心配する声もあったが、破けることはなかった。

しかしこの傘袋、冷静に考えると細長い物しか入れられない。野菜や肉、お菓子など、通常スーパーやコンビニで買うような商品はほとんど入らないだろう。

畠山さん自身、この方法はおすすめしない上に再び実行したいとは思わないという。その理由を聞くと、

「レジ袋有料化は、プラスチックの消費削減や環境対策のためということですが、まだ始まったばかりとはいえ、人々の生活とのバランス的にあまり上手い政策とは思っていません。

そのわかりやすい例が、レジ袋は有料なのに『ご自由にお使いください』と置いてある傘袋です。これに矛盾を感じ、何かユーモアをはらんだブラックジョークで表現できないか、と思い付いたのが今回の投稿です」

とのこと。実際に活用できる方法として推奨しているわけではないようだ。

畠山さんは投稿が話題になったことに対し、

「単純に笑ってもらってもいいし、これをきっかけにレジ袋を始めとした環境対策について自分なりに考える人が増えたなら、投稿してよかったと思います」

としている。

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