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高所恐怖症には乗れない...? 和歌山のホテルで発見された「長すぎるエスカレーター」がこちら

井上 祐亮

井上 祐亮

2020.07.17 11:00
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和歌山県・那智勝浦町にある「ホテル浦島」。

海に囲まれた狼煙山半島に位置し、太平洋を一望できるロケーションや天然の洞窟から湧き出る温泉で人気。南紀を代表するリゾートホテルと言っても過言ではないだろう。

そんなホテル浦島に「長すぎる」エスカレーターがあることを、みなさんはご存知だろうか。

こちらはツイッターユーザーの「こばたのお兄さん」(@kumanoji_rapid)が、2020年7月12日にホテル浦島の館内で撮影したもの。本館と狼煙山に建つ山上館を連絡エスカレーター「スペースウォーカー」が繋いでいる。

全長154メートルで高低差77メートル。エスカレーターの脇には階段も設けられ、段数は428段。所要(乗車)時間は5分超えというのだから、「長すぎる」というのも頷ける。

このエスカレーター。初めて見たという人は、ツイッターに

「すごい長い...」
「なっが笑」
「逆走はムリですね」

といった反応を寄せている。また「初めて行った時はホントにビックリでした」「隣の階段にチャレンジして深く後悔したのは私です」などと懐かしむ声もあがっている。

「当ホテルの名物となっております」

長ーいエスカレーター(画像はこばたのお兄さん(@kumanoji_rapid)さんから)
長ーいエスカレーター(画像はこばたのお兄さん(@kumanoji_rapid)さんから)

全長154メートルの「スペースウォーカー」は、丸々一本のベルトコンベアが繋がっているわけではない。写真にあるような、長めのエスカレーターが3つと短めのものが1つあり、計4つで構成されている。

3つ目を降りたところに、太平洋と街並みを一望できる展望台への入り口と、山上館のフロントへ繋がる短めのエスカレーターが1つ。そんな内訳になっている。

Jタウンネットが15日、投稿者の「こばたのお兄さん」に乗車した感想を聞いてみると

「スペースウォーカーの壁には外が見える窓も付いていて勝浦温泉とその付近のきれいな街並みを眺めることができ、スペースウォーカー途中にはホテル浦島内にある浦島稲荷神社への参道へつながる通路もあります。

高所恐怖症なので最上部まで行くのはなかなか勇気がいりました」

という。ホテル浦島近くの自宅から日帰りで温泉へ遊びに行ったという投稿者。和歌山県が地元のため「スペースウォーカー」があることは知っていたが、実物を見たのは初めてだったそうだ。

窓からは外の景色が眺められる(画像はこばたのお兄さん(@kumanoji_rapid)さんから)
窓からは外の景色が眺められる(画像はこばたのお兄さん(@kumanoji_rapid)さんから)

地元の人から認知度の高い「スペースウォーカー」。16日、ホテル浦島の営業企画室係長・寺西悟史さんにSNS上で注目を集めていることについて話を聞くと

「スペースウォーカーは当ホテルの名物となっておりますので、懐かしむ声やびっくりされるなどの話を聞くと大変うれしいと思っております」

と述べた。全長154メートルのエスカレーター。長さは、世界一ではないのだろうか。

「長さは世界一かどうか、調べたことがないのでわかりませんが、調べた範囲では4つのエスカレーターの長さの合計が、おそらく日本一ではないかと思います」

高低差77メートルという点に関しては、ホテルの公式サイトにも「日本一」と明記されている。とんでもないスケールのエスカレーターが和歌山県にはあったのだ。

ホテル浦島は7月1日から営業を再開している。長すぎるエスカレーターに乗車して窓から景色を楽しみつつ、狼煙山から見える絶景を眺めてみるのもいいかもしれない。

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