「君......この池は 」←続きは何? 経年劣化で大喜利素材と化してしまった看板がこちら
屋外に貼り出されているポスターや看板が、経年劣化で色あせているのを見たことがある人は多いだろう。
注意書きの看板は、一番大事な部分を強調するために赤い文字で書く場合も多いのだが、赤や黄色のインクは紫外線を受けると退色しやすい。そのため、長年外に出ていると、文字の一部が消えて「何を言いたいの?」という状態になってしまうこともある。
例えば、こんな風に。
こちらは、松尾池(岐阜市)にある注意書き。
「君......
この池は」
という文字だけが残り、あとは空白になっている。おそらく余白部分には何かメッセージが書かれていたのだろうが、もはや跡形もない。
「松尾池の景観を守る会」の代表世話人を務めるよごれん(@yogoren)さんが2020年6月9日、
「だから赤色は使うなとあれほど...」
というコメントとともに写真を投稿したところ大きく注目を集め、
「めっちゃ、気になる」
「これがホラーゲームによくある『文字が消えていて読めない』ってやつか...」
「消えた文字の謎が逆に怖さを醸し出してる...」
など話題になっている。
そのほか、この写真をまるで大喜利の素材のように加工するユーザーも。こうした動きには、よごれんさんも、続く投稿で「もはや大喜利用看板と化した感がありますが...」とつぶやいていた。
続く言葉は...?
Jタウンネット編集部の取材に応じたよごれんさんによると、写真は5月23日に撮影したもので、注意書きは池の南側のフェンスに取り付けられていたものだ。
フェンスには他にも、「ちかよらないように」「コイを投げ入れたり他へ持ち出さないようにしてください」という岐阜市が設置した注意書きが並んでいる。「君......この池は」も同じように市が設置したものなのかもしれない。
そう思い、岐阜市役所の農地整備課に問い合わせたが、この注意書きは市が設置したものではないという。そのため、注意の内容や、誰がいつつけたものなのかはわからなかった。
そこで、松尾池について調べてみたところ、同地を訪れた人がこの看板の写真を撮影し、2017年にブログに投稿していた。
看板はすでに色褪せてはいたが、現在のように完全に消えてしまっているわけではなく、うっすらと黄色い跡が残っており、書かれている字を読むことができた。 「君......この池は」の後に続いていたのは、
「魚釣り禁止」
の大きな文字だった。