息子が握りしめていたのは「山梨でした」 まさかの落とし物めぐるエピソードにほっこり
緊急事態宣言の中で過ごした大型連休、ゴールデンウイークもようやく終わった。どこにも出かけられない休暇は、かなり辛いものだった。
とくに小さなお子さんがいる家庭では、大変だったことだろう。近所の公園に連れて行ってあげるくらいしかできなかったかもしれない。せっかく出かけた公園で、遊具は使用禁止だったなんてことも......。本当にお疲れ様。
そんな中、こんなほっこりするツイートが投稿され、話題となっている。
公園で小さな何かを拾った息子が、それをずっと大事そうに離さない。散歩の最後、『おてての中のもの、お母さんに見せて』と半ば無理やり確認したら、握りしめていたものは小さい山梨でした。 pic.twitter.com/DJXX7wrwWr
— police 1y3m (@kibisime) 2020年4月29日
投稿者はpolice 1y3m(@kibisime)さん。お子さんと公園に行ったママさんからの投稿のようだ。このツイートには、10万件を超える「いいね」が付けられている。
お子さんが大事にギュッと握りしめていた手のひらを開けてみると、「山梨」と記された不可思議な物体が現れたという。いったいこれは何だろう?
「前世は武田信玄だったんでしょうかw」
投稿者のツイートには、次のようなリプライがあった。
通りがかりのものです??♀?そのパズルに目が止まり、ついコメントしてしまいました??同じものがお家にあります?? pic.twitter.com/7SJQD30FdS
— ?rina (@11Ri_Na) 2020年4月30日
「同じものがお家にあります」というコメントだ。どうやら日本地図のパズルの一部のようだ。これには投稿者も、
「これだーーーー!!!! 笑ってしまいました。 正解をくださり、ありがとうございます!」
と応えている。都道府県のパズルの中から、なぜか山梨県のピースだけが落ちてしまったようだ。
誰かが家で都道府県パズルで遊んでいる最中に、山梨県だけがポケットに入ったのか、ズボンの裾の折り返しに紛れ込んでしまったのだろうか。いくつかの偶然が重なって、小さな手の持ち主に拾われたようだ。
また、こんな声もあった。
「『まいごになったやまなしちゃん』て絵本になりそうな可愛いエピソード 失われた4月かぁ、と凹んでた気持ちを、最後にほっこりさせていただきました!」
なんとなく憂鬱な休日を過ごしていた人々を、ほっこりさせてくれたようだ。どなたか、「まいごになったやまなしちゃん」を絵本にしてもらえないだろうか。
山梨県民からは次のような反応も出ている。
「今年のGWは山梨に帰省できず寂しいなぁと思っていたところに、馴染みのある形と山梨の文字にほっこりしました」
「前世は武田信玄だったんでしょうかw」
「彼が山梨県知事になる事を、我々はまだ知らない」
山梨県民はことのほか勇気づけられたと見える。47都道府県の中から、山梨県だけが選ばれたのだ。感激もひとしおだったのだろう。武田信玄を想い起こす人もいたようだ。
投稿者は、こうつぶやいている。「これも何かのご縁かと思いますので、コロナが落ち着いたら、息子を連れて山梨へ旅行にいって美味しいものをたくさん食べたいと思います」
ところで、例の山梨県のピースはどうなったのだろう?
「パズルは落し主が探しに来るかもしれないので、記念に写真を撮った後、拾った場所の近くのベンチに置いて帰ってきました」
無事に、落し主の下に戻ったのだろうか? それとも「まいごになったやまなしちゃん」の旅は、まだ続いているのか。