「コンビニ会計中にスマホと格闘し始めたサラリーマン。そのまま40分が経過して...」【忘れられない迷惑客】
数十分待たせて「やっぱいらね~」

「とある駅前にある、かなり忙しいセブン-イレブンで働いていたときのこと。通勤帰りのお客様が多い、平日の夜でした。
レジは、横並びに3台あり全てのレジを稼働させてもお客様が並ぶほどの盛況ぶりでした。そんな忙しいお店に50代後半ぐらいのスーツ姿のお客様がカゴいっぱいにカップラーメンを入れて精算に来ました」
ラーメンは全て同じ種類で、計10個。哲也さんが値段を伝えると、男性はその場でスマートフォンを取り出し
「ちょっと待って」
と話し、そのままスマホのアプリをイジり始めたという。
「ま、そのようなお客様も多いので暫し待っていると『うーえ~』とか『どうしてかなー』とか言って、なかなかバーコードの提示がありませんでした。もうしばらく待つかと思いつつもイライラいてきました。
その間も、そのお客様は唸りながら頭を傾げ『どうしてどうして』の連発です。ただでさえ繁忙時間帯で他のお客様も大勢並んでいる最中の異様な光景はかなり続きました」
哲也さんが、アプリの使い方を教えてあげればよかったのでは...。そう思ってしまいそうになったが、実は哲也さん自身も、男性がポイントを貯めるアプリを使いたかったことが、わからなかったそうなのだ。
「他のレジ2台で接客している先輩のアルバイトの方も、ちらちらこちらを見ながら不機嫌そうです。
さすがにどうしたのと先輩に聞かれ状況を説明すると、その客は保留にして他のお客様の対応をするように言われました」
哲也さんが他の客の対応をしている間も、アプリと悪戦苦闘する男性。アプリに割引クーポンが付いていることに、哲也さんは途中で気がついたそうだ。
「途中でわかったのですがどうやらアプリにクーポンがあるようで、それはそれは真剣な顔つきで40分ほど経過した時でした。
なにやら吹っ切れた様子でこちらを見たのでようやくアプリを開けたのかと思ったその時『やっぱいらね~』と言って商品も戻すことなく帰って行きました。私は、力が抜けて暫し呆然としてしまいました」
男性も分からなければ聞けばよかったのではないだろうか...。哲也さんも気がついたのなら教えてあげれば...。
いろいろと思うことはあるが、結局この客はラーメンを買わず、レジに商品を置いたまま帰ってしまったのだ。何十分もかけてアプリと悪戦苦闘していたのに...。なんとも後味の悪い(?)出来事である。
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