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大阪・京都・兵庫は複雑な三角関係? 元住民が作った相関図が「大体あってる」と話題に

笹木 萌

笹木 萌

2020.05.11 06:00
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「それぞれの地雷を踏まないように気をつけていた」

雪粉さんは就職後に京都で3年、大阪で3年暮らした。現在は東海地方に住んでいる。

相関図を作ったのは、3月20日~22日の3連休、大阪・兵庫間の往来自粛が呼びかけられた際に「#翔んで兵庫」のハッシュタグがツイッターのトレンドに入ったことがきっかけ。

兵庫県や関西に関してたくさんのツイートがされているのを見て、関西に住んでいたころを思い出したという。

当時の生活を「大阪府民、京都府民、兵庫県民に囲まれながら楽しく過ごしつつも、それぞれが持つ独特の地雷を踏まないように気をつけていた」と振り返る雪粉さん。相関図は職場の人間関係や利用客を見て感じたこと、電車内や街中の会話等から受けた印象を基に制作した。

「実際に近隣で交流も多く、職場でもプライベートでもお互いの出身地域など気にせずに和気あいあい仲良くされていると思いますが、根底に潜んでいるお互いへの意識はあるよなというのがこの図です」(雪粉さん)
 

雪粉さんは休日になるとそれぞれの地域によく遊びに行っていた。特に京都、大阪は頻繁に訪れており、大阪は今でもコンサートや聖地巡りで行く機会があるという。一方、居住経験のない兵庫には知り合いが少なく、訪れた数も3、4回ほど。そのため兵庫はかなり神戸寄りのイメージになっているそうだ。

雪粉さんはこの3地域の関係性には他の地域にはない独特の面白さがあると話す。

「規模でいえば大阪は日本で2番目の都市で関西一の都市に違いないですが、京都と兵庫の方に『大阪が関西のリーダー』という意識はないと思います。むしろ大阪も含めて『自分の県が日本で1番イケてる』と思ってそうです。それくらい個性が強くて歴史も文化も奥深い活気のある3地域です。他の地方出身者から見ると付き合いが難しいことも多いですが、とても魅力的だと感じます」

たしかに関東の場合、誰がどう見ても「東京」が一番の都会であり他の追随を許さない。あの相関図はこの3地域だからこそ成り立つのかもしれない。

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