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中華の「春雨」、なぜ春の雨と書くの?

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2020.05.06 08:00
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[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2020年4月20日放送の「なぞの細道」のコーナーで、春雨の名前の由来について調べていました。

春の雨、と書きますが、季節や気候と何か関係があるのでしょうか?

春雨の語源とは(画像はイメージ)
春雨の語源とは(画像はイメージ)

中国では通じない

春雨と言えば、中華料理に使われる食材のイメージが強いです。

実際に、スープやタレの旨味を吸わせて使う春雨は、中国では、海鮮をメインにたくさんの料理に使われています。

このように、春雨という食材がポピュラーな中国ですが...、実は、春雨と言っても通じず「紛絲」(フンスー)と呼ばれています。

春雨が日本に入ってきたのは鎌倉時代、昔は志那そうめん、豆そうめん、唐麺などと呼ばれていました。

昭和になって、日本で作られるようになって「春雨」と呼ばれるようになりました。

理由は、作っているとき細かい穴から麺が垂直に落ちていくさまが、春にしとしと降る雨に似ていたからだということです。

こうした作り方は麺類ではマイナーな手法だそうです。

そして春雨には2種類あり、もともとは中国から伝わったものは緑豆でできていましたが、うまくできず、日本ではジャガイモやサツマイモで作られるようになりました。

国によって原料も名前も違うのです。それにしても春雨とは、趣ある命名ですね。

(ライター:りえ160)

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