「えずく」←この言葉の意味、分かりますか?
「えずく」という言葉を聞いたことがあるだろうか。吐く、吐き気をもよおすといった意味合いの言葉である。
筆者はほぼ毎朝、歯をみがいているとえずいて苦しむので日常的に使っている言葉である。
ところがこの「えずく」、実は京都の方言だという噂を聞いた。神奈川出身の筆者は当たり前のように使っている言葉だが、方言とは――?
不思議に思ったので、「全国方言辞典」(三省堂、ウェブ版)をひくと、なんと「京都の方言」との記載があった 。例文の欄には「食べすぎでえずいてしもたわ」。これも京都弁である。
ちょっと意外だったので、編集部員にも聞くと...。
「えずく使います。犬がお腹空きすぎた時よくえずきます。
父親も歯を磨いているとき、頻繁にえずいていました(兵庫出身 Y記者)」
「僕も人生でふつうに使ってきました。苦手なイカの塩辛を食べるとよくえずきます。(神奈川出身 S編集長)」
やはり普通に使っているとの声が。
良かった。筆者とその周囲でしか使われていないのかと思ったが、他の人も使っていた。
しかし、一方で
「聞いたことはある気がしますが、使わないです。グハッってなる感じですか?(富山出身 M記者)」
「えずく 自分で使ったことはありません。聞いたことはありますが...吐きそうになった時に使いそうな言葉のような気がします...(千葉出身 I記者)」
というような意見も。
聞いたことはあるけれどあまり使わない、使い方もちょっと不安...といった感じだろうか。
ツイッターで検索をかけてみると
「えずくって変換できないけど関西の方言なんだ」
といった投稿もある。
えずくは漢字で書くと「嘔吐く」になるということだが、確かに筆者の環境でも変換できない。
やはり、方言なのだろうか。
そこで、読者の皆様にお聞きしたい。
「『えずく』の意味、分かりますか?」
結果は、Jタウンネットのシステムで都道府県別に集計する。