「イキり寿司」「逆ギレ弁当」... ネーミングセンスが独特すぎるご当地スーパーが発見される
お弁当や総菜のネーミングセンスが独特すぎるご当地スーパーが、ツイッターで注目を集めている。
まずは、こちらのチラシをご覧いただきたい。
チラシに載っているのは、「こっそりナポリタン」や「食べづらいサンドイッチ」、「イキり寿司」など、不思議な名前が付けられた商品ばかり。名前を見ただけではどんな商品なのか検討がつかない。
この写真は、ツイッターユーザーのお菓子柱さんが2020年4月25日に投稿したもの。チラシを見たほかのユーザーからは、
「これどこ?弁当買いに行きたいレベル」
「楽しそうなスーパー」
「イキり寿司食いてぇ...さぞイキってんだろうなぁ...」
といった反応が寄せられている。
話題のチラシは、宮崎県内に計10店舗を展開するスーパー「ウメコウジ」「ナガノヤ」のものだ。
独特すぎるネーミングには、どんな意味があるのだろうか。Jタウンネットは4月27日、運営会社の永野(本社・宮崎市)の担当者に話を聞いた。
「ネーミングに意味はない」!?
「ネーミングに意味はないんですよ」
こうJタウンネットの取材に回答するのは、「食べづらいサンドイッチ」の商品開発にも携わったというナガノヤ芳士店の店長・甲斐丈寛さんだ。
変わったネーミングは、社長の永野雄太さんが全て考えているという。「食べづらいサンドイッチ」という商品名が生まれた経緯について、甲斐さんはこう話した。
「お客様に野菜を沢山食べて欲しいという社長の願いから、自社工場で無添加の食パンを使ったサンドイッチを出したいと依頼を受けて商品開発をしました。そして、2019年2月に『食べづらいサンドイッチ』を作りました。
社長が試食をしたところボリュームがありすぎて『食べづらいね』という感想を述べられたので、『食べづらいサンドイッチ』と名付けました」
開発当初は「野菜たっぷりサンドイッチ」といった名前だったそうだが、「マイナスな要因をプラスに変える」という狙いから、あえて「食べづらいサンドイッチ」という名前にしたそうだ。
これからも面白いネーミングを付けた商品を開発・販売していくという甲斐さん。ツイッターでの反響について、
「ありがたいですね。SNSで発信しているということは、みなさん楽しんでいただいているということだと思いますので、非常に元気になっていただいているという実感があります。すごく嬉しいです。
ネーミングに、特に意味はないですが、お客様一人一人に想像していただいて名前も楽しんでいただければ」
と話している。