中二病で新型コロナ対策? 「組織に追われる」妄想ライフハックが意外と合理的
不要不急の外出を控え始めて、もうどれくらいが経っただろう。
自宅にこもっているのにも飽きてしまったという人も、もしかしたら居るかもしれない。しかし、飽きてしまったと言っても、外に繰り出すにはリスクが高そうだし、そもそも遊べる場所もどんどん少なくなっている。
なんとか自宅にいること自体を楽しみたい。そんな人が多いのか、ツイッター上であるゲームが注目を集めている。
その名も「自分は組織に狙われてるゲーム」。言葉通り、自分が何らかの「組織」に狙われていると想像しながら行動するという遊びだ。
発案者はバーチャルYouTuberの旅野独歩さん。2020年4月18日にゲームの工程をツイッターに投稿した。
外出自粛がしんどいので
— 旅野独歩旅する腐男子バーチャルYoutuber (@Tabino_Vtuber) April 17, 2020
「自分は組織に狙われてるゲーム」を考えました。 pic.twitter.com/bd6amHxQWw
どんなゲームなのか、詳しく見ていこう。
「映画の主人公気分で自粛できる」
ゲームは全部で4工程。まず始めにプレイヤーが行うのは、「ヤバい人」になる事だ。

「私は組織に狙われている」
「自分の影響力が怖い」
どんな影響力を持っているのか、何の組織に狙われているのか。それは個々人が最も興奮するもので良いだろう。とにかく、自分は絶大な影響力を持っており、そのために組織に狙われていることにしよう。
今後の工程も、ここができていないと上手くいかないので、しっかり信じることが大切だ。
「ヤバい人」になりきったら、次の工程「できるだけ家にいましょう」は自然にできるはずだ。

なぜならあなたは非常に大きな影響力があり、外に出るだけで世界中の人を危険な目に合わせてしまうのだから。家でじっとしていれば、組織の人間に見つかる可能性も低い。
しかし、食料を買い出しに行ったり、公共料金を支払ったりと止むを得ず外出しなければならないこともあるだろう。そんな時には、変装が重要だ。

組織の人間にバレないよう、しっかりと顔を隠さなければならない。マスクをつければ、顔の半分近くは隠すことができる。外に出るときは、マスクをつけよう。今は誰も彼もマスクをつけているので、目立つこともないだろう。
ただし、変装しているからといって油断は禁物だ。どこに組織の人間が潜んでいるかわからない。顔を隠していても勘づかれることもあるかもしれない。だから、もし外に出たとしても、用事が終わったらすぐに自宅に戻るのが良いだろう。

これが「自分は組織に狙われてるゲーム」の全貌だ。
これなら、不要不急の外出を控えていても、退屈せずに済むかもしれない。カーテンを開けてちょっと外を見るというだけでも、これまでとはちょっと違う気持ちになるだろう。
旅野独歩さんのツイートには、
「映画の主人公気分で自粛できる」
「要はコロナに感染しない為には、中二病に先に感染すれば良いのか」
「中二頃のワイは常に実施してたで」
「それやってたら職質されそうになったのでおすすめしません」
などの反応が寄せられている。新型コロナウイルスに関係なく、既に「このゲームやったことがある!」という人もいるようだ。
そういえば筆者も遥か昔、同じようなゲームをやったことがあったかもしれない。