ぬいぐるみで新型コロナ対策 りそな銀行のアイデアに称賛「素晴らしいセンス」
中央のクッション取ると見栄えが悪く...
16日、Jタウンネットが撮影者のこうかさんに話を聞くと、撮影したのは9日の10時頃。仕事の関係で朝から色々な銀行を周っていたという。
撮影をした、りそな銀行の支店には、ぬいぐるみが間隔をあけて置いてあったという。
「最初にパッと見たときは『何これ可愛い』としか思わなくて、座ろうと近付いた時に『あ、なるほど』って妙に納得した感じです。
座ったらまた凄く小さいりそにゃが横にちょこんと座っていて、たまらなくなってしまい、年甲斐もなく『写真撮っても良いですか?』と。仕事の対応をしてくれた行員さんに聞いてしまっていました」
一定間隔を空けるために、ソファを取り払ってパイプ椅子を設置することもできたかもしれない。しかし、ぬいぐるみを置くだけで対策ができるわけだ。この状況に「ほっこりした」とこうかさん。
りそなホールディングスに取材をすると、コーポレートコミュニケーション部の広報担当者は、りそにゃの設置は全支店で行っているものではなく一部支店の取り組みだと話す。
客同士の間隔をあけるといった案内を公式サイトや各支店でお知らせ。それぞれの支店でコロナ対策を行っているという。
こうかさんがツイッターで紹介した支店ではパートナー社員(パート)の発案の元、りそにゃのぬいぐるみを設置したそうだ。
「こちらの支店では緊急事態宣言を受けて、4月8日あたりから『りそにゃ』を置いています。3人掛けのソファの真ん中のクッションをとるといった対策もできましたが、見栄えが悪いのです...。
そういった話の中で、パートナー社員の方が『りそにゃ』を置いたほうがいいんじゃない、と発案されました。このような形でソーシャルディスタンスを実施いたしました」(広報担当者)
ソファには、りそにゃがすでに座っているため、客は真ん中に座ることはないという。客同士の間隔をあけられるように「感染リスクを防止する観点から、取り組みを行いました」と述べた。
なんだかほっこりする取り組みに、コロナで張り詰めた気持ちが和らいだ。