リアルすぎて食べてしまいそう...! 青森県が作った「まぐろネイル」が渾身のクオリティ
青森県観光企画課の公式ツイッターアカウント「まるごと青森」(@marugotoaomori)が、2020年3月16日にネイルアートの写真を投稿し、話題になっている。
「県の公式アカウントがネイル?」
と不思議に思った人もいるかもしれない。まずはどんなネイルアートだったのか、ご覧いただこう。
親指の爪を飾るのは、真ん丸な目を輝かせ、口を開いた魚の顔。小指ではおそらく同じ魚のものだと思われる尾びれが黒く光っている。
もうお分かりだろう。このネイルアートは青森県大間沖で漁獲される本マグロ、いわゆる「大間のまぐろ」をイメージしたものなのだ。
となれば、頭と尾に挟まれた3枚がそれぞれ赤身、中トロ、大トロを表現していることは明らかだ。よくよく見れば赤身も赤いだけでなく、きちんとマグロの筋膜が白く描かれている。
まるで手の平の上にお頭つきの刺身盛り合わせがのっているような奇抜なネイルアートは、
「なにこれくっそ可愛いんだけど...」
「凄い!!カッコいい!!」
「割と本気で欲しい」
などかなりの好評を集めている。
「まるごと青森」のアカウントは、写真が投稿された16日は「トロの日」なので、マグロネイルを作ったと説明しているが、一体なぜネイルアートにしたのか。そしてなぜこのデザインになったのか。
Jタウンネット編集部が26日、青森県観光企画課に電話すると、「まるごと青森」のツイッター担当者が取材に応じた。
爪から外しても可愛い
「まるごと青森」は、青森県の観光・物産・食などの情報を発信するアカウント。ここで大間のまぐろをアピールしたいと考えていた、とツイッター担当者は話す。
そのために何かインパクトのある方法はないだろうか、と担当者が知り合いのクリエイターに相談したところ、この「マグロネイル」を提案されたという。
「つけても可愛いし、外した時も可愛いように、赤身・中トロ・大トロとグラデーションをつけたらいいんじゃないか、ということでこの形になりました」(まるごと青森ツイッター担当者)
マグロネイルを紹介する投稿には、約1万1000件のリツイートと、約2万4000件のいいねが集まった(26日夕時点)。これは担当者にとっても予想外の反響だったという。
「全然、こんなに反響があると思ってなくて、どんどん数字が伸びていったので、どこまで伸びるのかな...と。
今年度のうちのツイートの中で一番インプレッション数が高かったんじゃないかなと思います」
と担当者。「すごくいいPRになったんじゃないかな」と満足そうに話した。
「欲しい」という声も複数寄せられているが、残念ながらこのネイルチップはSNSでのマグロのPRのために作られた一点もの。制作にも時間がかかったそうで、販売などの予定はないという。
どうしても自分もマグロネイルをしたい!という人は、ネイリストに写真を見せてお願いするしかないだろう。