他人とは「パンダ一頭分」の距離開けて WWFが考案した新型コロナ対策が斜め上すぎた
日本で大反響

ソーシャル・ディスタンシングの啓発を、なぜこのような形で行ったのか。Jタウンネット編集部は31日、WWFジャパンを取材した。
ツイッターを担当するコミュニケーションズ&マーケティング室のメディアグループ長、山本亜沙美さんによると、これらの画像は英国のWWFが制作し、3月27日にツイッター(@wwf_uk)に投稿したもの。
画像がWWF内のネットワークで共有されたため、日本のアカウントでも投稿したという。現在は英国、日本、スコットランドのアカウントで発信されているそうだ。
「新型コロナウイルスの関係で暗いニュースが続いている中なので、ネガティブなことを少しでもポジティブに捉えられるものっていうのを発信したんじゃないかなと思っています。
日本でもそういう意図でツイッターで発信させていただきました」
と山本さん。特に日本のツイッターで人気だそうで、編集部で確認したところWWF UKのアカウントでは180リツイート、WWF Scotlandのアカウント(@WWFScotland)では6リツイート程度なのにも関わらず、日本では1万1000件以上のリツイート、1万6000件以上のいいねという文字通り桁違いの反響だった。(31日夕現在)
動物がいるところを想像する、という発想がよほど日本人と相性が良かったのだろうか...。
ちなみに、なぜこの4種が選ばれたのかは「全然わかんないんですよ」。
「単純に2メートルくらいの大きさの動物から選んだんだと思います。実際にはわからない、というところまでネタなのかもしれないですね」(山本さん)
今回の画像が日本で特に話題になったことについて感想を尋ねると、
「新型コロナウイルスの影響で、日本でもソーシャル・ディスタンシングという言葉もやっと使われるようになりました。人と一定の距離をとって、というものです。
WWFジャパンは環境保護団体で、野生生物の保護も行なっています。距離感といった意味では、人間と野生生物の距離を改めて考えていただきたいな、と思います」
とのことだった。