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うんこ、鼻毛、ニートの文字も... 弘前名物「自由すぎる書道展」がマジで自由すぎた

松葉 純一

松葉 純一

2020.03.15 08:00
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アニメ、妖怪、難読漢字も...

「やばい日本史」作品がずらり
「やばい日本史」作品がずらり

この書道展の企画意図について、三浦桜風さんはこう答えた。

「今年で10回目になります。上手い子は表彰、展示などされますが、そうでない子は見てもらう場がないので、自分の教室の支部展を企画しました。

最初の頃はあまり遊び心がなく、色墨を使って書くくらいでしたが、決まりも何もない自分達の教室の支部展なので、少し面白いことをしてみようと思い、色々なテーマでやるようになりました」

過去には、どんなテーマで書いたのだろう。

日本の妖怪、世界の偉人、好きなアニメ映画、好きなスポーツ選手、世界遺産、好きな有名人、日本酒の種類、修造カレンダー、力士の名前、米の種類、刀の種類、迷信、お城、星座、難読漢字の食べ物、昔話(民話)、北斗の拳、etc

なるほど、自由すぎる! 「定期的に本屋さんに行って、子供達が興味を持ってくれそうで、面白くて、勉強に役立つ本を探して、支部展の時に書きます」と三浦さん。

そして今年は、「やばい笑える日本史」だ。

真田幸村は「ニート」?
真田幸村は「ニート」?

夏目漱石と書かれた紙の横には、「原稿用紙に鼻毛を植え付け弟子にコレクションされる」と小さく書かれている。さらに紫式部のところには、「清少納言に夫をバカにされてブチギレる」。松尾芭蕉は、「武将おたくで遺言は『推しメンの隣に埋めて』」だ。

「やばい笑える日本史」は、東京大学史料編纂所教授の本郷和人さんが監修した「東大教授がおしえるやばい日本史―歴史ってすごいばかりじゃたのしくない」(ダイヤモンド社刊)が元ネタだ。

この本を読んだ子供たちが、それぞれ好きな人物を選び、書いた作品らしい。学校の教科書とは少し違った観点から日本の歴史が学べて、きっと楽しかったのではないか。

見ているだけで楽しい
見ているだけで楽しい

書道を子供たちに教えるには、どんな苦労があるのだろう?

「そんなに苦労と思ってやってないので、とくにありませんが、書道というより、年々、挨拶、返事、正座など、基本的なことが出来ない子が増えていますね」

ツイッターには、「名前の側に書かれてる皮肉めいた一文にニヤッとしてしまった」「腹を抱えて笑わさせていただきました!」「まじで元気出ました。 ありがとうございました」といった感想が寄せられている。

今年のテーマは、「やばい笑える日本史」の他に、「ゆるキャラ」「世界の未確認生物(UMA)」「焼酎」「好きなパン」「ほんとうはこわい植物」「お茶の種類」「雪の種類」など。3月29日まで、イトーヨーカドー弘前店地下通路で展示されている。

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