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まるで印刷物...精巧すぎる「手書き文字」が話題 どうやって書いた?作者に聞いた

井上 祐亮

井上 祐亮

2020.03.10 17:00
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ツイッターユーザーのもこ字練習帳(@mokozirensyu)さんが書いた文字が、まるで印刷したように精巧だと話題になっている。

キーボードでタイピングしたみたい(画像はもこ字練習帳(@mokozirensyu)さんから)
キーボードでタイピングしたみたい(画像はもこ字練習帳(@mokozirensyu)さんから)

ノートには、文字がブレることなく一直線に書かれている。投稿者が「手書きの字です」と強調する通り、これは故・森茉莉さんや堀辰雄さんらの作品の一節を万年筆で手書きしたものだ。

驚くことに、文章の中に2回以上現れる文字は、どれも同じ形にみえる。まるでキーボードでタイプしたかのような精度の高さだ。

そんなもこ字練習帳さんの投稿欄には、

「凄い!美しい」
「真似して習得したい字だなぁ」
「手が印刷機なのね」

といった反応が寄せられている。

1文字に書くのに約1分

こうした字の書き方は、学校や教育機関などで勉強しているのだろうか。Jタウンネットが9日、投稿者のもこ字練習帳さんに話を聞くと、独学したものだという。

20代の女性だというもこ字練習帳さん。1文字に、約1分程度の時間をかけていると話す。文字によってかかる時間に差はありそうだが、60文字書くのに約1時間かかる計算である...。

夏目漱石「こころ」から
夏目漱石「こころ」から

美しい文字の裏には、彼女の絶え間ない努力があるのだ。投稿欄に寄せられる「綺麗」「美しい」といった声に、

「万年筆と手書きの魅力が広まれば良いと思っております」

と述べた。

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